ロストジャッジメント メインストーリーをクリアした。
ロストジャッジメントを土日でメインストーリーはクリアした。前作ジャッジアイズと同様に一見無関係な複数の事件が実は繋がっており、それを主人公である八神隆之が謎を解き明かし、真実を追求していく。八神隆之ら主人公側の正義と一連の事件の犯人の正義がぶつかり合い、一概にどちらが正しいとは言い難いストーリーは考えさせられるゲームだ。
前作では八神隆之の正義に賛同できたが、今回私は犯人側の言い分も深く共感することができた。発売して間もないのでネタバレは避けるが、いじめを受けて自殺してしまった被害者がいるのに、法で裁かれるべき人間が裁かれずのうのうと毎日を生きていて、それが許されてしまう法というのは不完全で納得がいかない。それならば自らが裁きを執行するという考え方は、情を持つ人間であれば誰もが少しは考えることだろう。
今作では、龍が如くでお馴染みの東城会や近江連合は既に解散しており、物語の大筋がヤクザとは関係なくなっている。(東城会残党の半グレ組織はいるが。)主にヤクザ組織と創薬センターという巨大な敵との戦いだった前作と比べて、今作は高校を舞台に「イジメ」という極めて一般的な題材である点で、私たちプレイヤーにもわかりやすく、共感しやすい内容だった。
ただ、一つ納得のいかない点があるとすれば、QTEアクションやEXアクションなどアクションシーンが前作の方が良かったと私は思う。全体的にQTEアクションが減っており、短くなっていたと感じた。特に見せ場であるラスボス戦は、正直大きく劣っていると言わざるを得ない。(これについては八神の相手との関係性もあると思うが。)その点以外は前作よりもパワーアップしており、より爽快で快適なゲームに正当進化している。前作をやらないても大丈夫だが、これから始めようと思う人はやはり前作ジャッジアイズからプレイすることをオススメする。
ps.序盤で海藤さんが「やっと言えたじゃねぇか」と言ったシーンは、某王の盾を連想せずにはいられなかった。
ジャッジアイズ及びロストジャッジメントは真のFF15。Q.E.D.証明終了。