【詩】視聴覚遺産

昔の映画を観ると こんなことをよく思つた
この映画に映る人はもう存在しないのだと
本当に映画の中の登場人物としてゐるのだ
フィクションとノンフィクションの狭間で
真に映画は完成するものなのかもしれない