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気持ちつながる家の中、僕も誰かのかえる場所

大学生になってから、自分の気持ちは「置いてけぼり」になることがぐっと減りました。
自分にとっていわば「仮住まい」だった家をはなれて、一人で暮らすようになったことや、部活のなかで自分の気持ちを拾ってもらえたり、待ってもらえたりしたことなどが大きな理由だと思います。

そんな中での、「大学生最後の一年」は、そんな自分の気持ちがまたどこかに置いてけぼりにされることの連続です。すきな友だちには会えない。いとしいあいつに会うことも、後輩と話をすることもほとんどできなくなってしまいました。

自分のもつASDやADHDの特性は、見事なまでにオンライン授業とそりが合わないし、いままで対面授業で助けてくれていた友だちも進路や卒業に向けていそがしそう。大学からはまともなお返事がいただけないのはわかっていたとはいえ、「これもう卒業とかできないんじゃ…」という不安で潰れそうになっていました。実際、睡眠習慣がぐだぐだのぐだぐだで、病院に予約を取るような元気もなくなっていました。

今は、オンラインで出会った「いつおか」という きもちが帰れる場所のおかげで、波はあるもののおおかたすこやかに過ごせています。

「助けてくれて、ありがとう」

いつおかで助けてもらったことは、たくさんあるんだけど、一番最初に助けていただいたことが、自分の中ですごく大きかったです。
自分は、視覚特性なのかLDの一部なのか、明朝体を読むことがすごくすごくすご―――――く、苦手です。でも、出版されている本たちのほとんどは明朝体で書かれています。オンライン授業にともなってよむ量も増えたし、テキストコミュニケーションが増えたから、「読まないといけない課題」にたいして読むキャパが追い付いておらず、「もうどうしたらいいの・・・」となっていました。

誰に助けてって言っていいのかもわからない、いったところで信じてもらえるのかもわからないよな、と思いながら、そのまま、「うまく説明できないし、誰に言っていいかもわからない でもつらい」という気持ちを「よしよし」というお部屋に置きにいきました。


……そうしたら!具体的に助けていただけたんです。
https://note.com/kura_tera/n/n4138dba8f53d

このnoteの記事を書いてくださっているような内容を、自分に教えてくれました。先生にどう伝えるか、ということにもアドバイスをくださって。それに、「読みにくいの、わかるよ」って 自分の気持ちをないものにしないでいてくれたんです。それがどれだけ安心するか……



また、「課題や授業の管理が難しい」というか「やる気がでない」というようなことを相談したときも、「日報で進捗をかいてみなよ!応援するよ!」と声をかけてくださったり、日報にいろんなスタンプ(slackにはいろんなスタンプがあるし、増やせる)を押してくださったりと 自分のモチベーションが落ちそうになるのをたくさん助けていただいています。
ヘルプマークをいただきに行くときも、障碍者手帳の申請に行くときも、背中をすっと支えてくれていました。


きもちを置ける、安心感

なんにもないけど、なんとなく誰かのいるところに帰りたくなるときって、ありませんか…?自分はめちゃあります。
そんなときも、おへやで「わいわい!」とひとこと。わいわいスタンプでみんなでわいわいしてくれます。

何気ないやりとりがとっても嬉しくて、slackの通知が来るのがいつもうれしいです。

真剣に考えたい、あれやこれ

自分の発達障害のことや 生きづらさのことなど、「真剣に考えたいこと」はたくさんあります。社会問題だって、自分なりに考えたい分野がたくさんあります。

いつおか運営のおひとり、まっとさんにお願いして「チャレンジチャンネル」という自分のクローズドチャットを作っていただきました。自分の思いをうまく言語化したい。深く、きちんと考えたいことを文字に起こしていきたい。
自分でもまだまだうまく活用できているかわかりませんが、丁寧に、丁寧に言葉を紡いでいける場所です。

自分は最近、いつおかつながりでなかよくしていただいてる朝乃さんの影響で、ジェンダーのままならなさとか、難しさときちんと向き合わなきゃな、っていう気持ちになりました。今までは逃げてたんだ、定義がこわくってなんとなくね でも、直接お話して、Twitterやnoteでお見かけして、「あ、自分ごととしてもっと考えていかないと」って思いました。

僕も誰かのかえる場所

そんなお世話になりっぱなしのいつおか、最近ふと「自分もみんなに『おかえり!』ってたくさん思うんだよなあ」とよぎることが増えました。
あのね、自分がたくさん支えてもらって、たくさんきもちを守っていただいて。その場所にいる自分もまた「帰る場所」になれるんです。うれし……!

知識で やさしさで スタンプで自分が助けてもらったように  自分もいつおかの誰かの力になりたいし、「おかえり!」ってこれからもスタンプ押していくんだ。

きもちを「ここにあるよ」って置けるのも、それに共感やアドバイスもらえたり体験を話せたりするのも、「みんなの帰る場所」だからなんだろうな。

みんながみんなの帰る場所だなあ、だいすきだよ いつおか

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大平文音│あーね
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