キャブセッティングはゼンマイセッティングサービスに!
エピソード55
令和7年1月
慣らしが終わり、オイルサンプルを取り、冷却水が減ってないかの確認、プラグを外してスコープで中を確認、コンプレッションの確認、そしてタペットの確認をしましたが、タペット確認でクランクを回す為にパルシングカバーを外したらカバー裏に結露が乳化したオイルが付いていたので全てのカバーを捲って清掃です
写真の真ん中部分を見て下さい
実走の慣らしは12月の気温が10度を切ったぐらいの時に行いました
1時間位の走行だったにも拘らず、結露が乳化しています
よくネットでは寒い日に短時間の走行を繰り返すと結露が発生するので、水分を蒸発させ飛ばす為に30分は走行した方がいいと有ります
エンジンを掛けてからの結露はそれで良いかもしれませんが、エンジンを止めた後はどうでしょう?
エンジンを止めた後に回りの気温が低く、エンジン内部との温度差が有れば結露すると思います。水分がオイルと混ざると乳化します
オイルが一度、乳化すると元には戻りません
油面から上のカバーの裏の乳化した物はオイル交換では取り除く事ができません
水の混入はオイルの性能を著しく低下させます
特にエステル配合のオイルは良くないです
どうです?怖くなって冬場は乗るのを嫌になりませんか?
安心して下さい
ウェットライナーからの水の混入を早期に発見する為にオイルのサンプルを取って
(エピソード53)
それを分析してもらう相談をレースサポートのオイルメーカーの人にした時の話しです
「少しぐらいの水は問題ないです。気になるならそれに対処する成分が入ってるオイルもありますよ」
との事でした
しかし、オイル交換した際、カフェオレ色のオイルが出てくるようではやばいです
カバー類の裏には乳化したオイルがこびり付いているかも分かりませんよ
オイルとエレメントを交換し、一通りのスパナチェックをしてキャブセッティングの為に定評の有るゼンマイセッティングサービスさんへ預けに出発です
きっと期待に応えてバッチリのセットを出してくれる筈です
後輪出力100馬力を見事に突破するか?
パワーダウンしてしまうか?
はたまたパワーチェック中にブローするか?
期待と不安で胸が一杯です
今回は大した事のないブログ内容ですが、次回の前置きだと思って下さい
次回のエピソードではキャブセットが終わった後のパワーチェックの結果を書きます
もしこれっきりでブログが更新されなければ不甲斐ない結果だったと思って下さい(笑)