ちょっとした論文の発表
今の職場における事業の実績をまとめ、同業者が集う中で発表することになりました。
パートナーは同年代の男性。たたき台を彼が作り、自分はまとめ役。
すこし上から目線になってしまいますが、彼のいいところは、少しでも迷いが生じたら相談に来てくれるところ。
正直、なにか新しいことを始める時、これがもっとも優れた力かもしれないと思っています。
適宜、相談に来てもらえると、その都度、軌道修正もできますし、適切な意思疎通にもつながります。
ダメな点、それは目線が複合的でないこと。
事業の発表ですので、論文の中には、必ずその成果を盛り込まなければなりません。
しかし、この論文には、事業者側、つまり我々の利益しか書かれていませんでした。ユーザー側の利点がまったくない。
しかし、これはある意味もっともな話なのです。この事業、ほとんどユーザーを無視しており、ほぼ自分たち側だけに利益が発生しているのです。
ただ、公式の場で発表する以上、この事業が自分たちの利益を通じて、いかに社会に貢献したかを無理やりにでも盛り込まねばならないと考えます。
本音と建て前の世界の話でしょうか。
嘘ではないウソをつくとでも言うのか。
心苦しい面もありますが、彼にも理解してもらいました。
この方向性が正しいかどうかわかりませんが、論文のゴールは見えてきています。