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シリアの"故郷”が忘れ去られる前に、今私たちができることを!
こんにちは!Piece of Syria広報・ファンドレイジングスタッフの坂田実緒子です。
現在達成率は51%!304人の方から応援をいただいております。
(10/31 17時現在)
これまでお気持ちを寄せてくださった皆さん、本当にありがとうございます。お一人、お一人から届く応援の声が、どれほど心強いことか。いつも活動の励みになっております。
さて、シリア支援のNGO「 Piece of Syria」で働き始めて1年が経ちました。
普段、地域観光の仕事と二足の草鞋でPiece of Syriaに関わっています。
この1年、「なんでシリアのことやってるの?」と本当にさまざまな場所で尋ねられることが多かったです。
当事者でない私、シリアと縁が強くない私が、なぜ団体に関わるのか、改めてみなさんにお伝えしたいと思います。
■故郷の魅力を伝えるために選んだ「まちづくり」の仕事
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その前に少し私のルーツをお話しさせてください。
私は、田畑に囲まれたのんびりとした田舎町で育ちました。共働きの両親にかわり、祖父母と過ごす時間が多かった私は、2人に連れられて地域のお祭りや行事に連れて行ってもらうことが多く、一緒に過ごす時間の中で、地域に根付く文化や慣習に触れる経験を通して、自分の住んでいる場所へ愛着が育まれていったように思います。
そんな私は、大学時代から、「地域活性化」を軸にまちづくりのフィールドで活動するようになりました。大学卒業後もその興味は変わらず、地域の資源を活用しながら、魅力を届けることを主な仕事として選びました。
仕事では、日本、世界のその土地固有の文化を大切にしながら活動する人たちとの交流を通じて、生まれた土地を愛し、地域の独自性を大切にすることを肌で感じ、その経験は、今でも仕事の糧になっています。
私は、今、生まれ故郷である小さな田舎町から、オンラインでPiece of Syriaの活動に従事しています。故郷には何もないように見えて、何でもあります。
例えば、のどかな田園風景、家族や友人の存在、固有の文化や伝統行事。派手さはなくても、土地に根差した人の営みが脈々と続いています。そんな故郷への思いと合わせて、いつもどこかで、生まれ育った場所が無くなることへの「怖さ」を常に抱えています。これらが無くなるなんて、想像もつきません。
■シリアの人の大切な故郷を未来に残したい!
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この夏、シリアの方が多く避難するトルコへ出張に行った時に、シリア人のご家庭を訪ね、話を聞く機会に恵まれました。
シリア人のご家庭で、家庭料理を一緒に食べながら、離れ離れになった故郷の家族や、戦争前の豊かな思い出もたくさん聴きました。
例えば、彫金の職人さんからは「シリアでは宮殿やモスクの装飾を手がけていて、シリアには5つのお店があったんだ。」
またある家庭では、「シリアの家庭料理って美味しいのよ!シリアでは新鮮な野菜も果物もたくさん採れるから。シリアに帰れる日が来たらもっと美味しく作れると思うからまたおもてなしさせてね!」と。
一方、最近あった幸せなことを尋ねると、「戦争が始まる前に家族と囲んで食事をしたことかなぁ。13年戦争が続き、中には亡くなってしまった家族もいるから、もうそれは今となっては叶わないけど」、や「大切にしているシリアの伝統行事も、避難先だと、必要な資材が手に入らず、ままならないよ」と寂しそうに目を伏せた姿が胸に残って離れません。
戦争によって破壊されるのは物理的なものだけでなく、シリアの人たちが、脈々と繋いできた先祖由来の伝承や文化的な慣習など、精神的なものまでに及ぶのだと、脅威を感じたのです。
私がシリアに関わるのは、まさに今、故郷を離れざるを得なかったシリアの人たちの姿が、自分自身が抱える、「故郷が無くなったらどうしよう」という気持ちと重なり、故郷で過ごした日常を一緒に取り戻し、シリアの人と共に、未来を描きたいからに他なりません。
故郷への愛着がある人たちは、シリアだけでなく、日本の人たちにとっても共通なのではないでしょうか?
■報道されづらいシリアの現状と未来を共に描く挑戦
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日本では、シリアの話を聞くことが少ないし、報道で見かけることもほとんどないから、なかなか身近に感じることができないという声も聞きます。
だからこそ、団体の活動を通じてシリアを身近に感じてもらえるような活動の必要性を感じ、広報・ファンドレイジングの分野にて、オンラインや対面での活動を通して、戦争前の豊かなシリアの日常や魅力的な文化を伝え、関心を寄せるきっかけにしたいのです。
シリアの課題ばかりではなく魅力を伝えることで、親しみを持ってもらい、どこか遠い国の出来事ではなく、今同じ時代に生きる人たちと共に良い社会と築く仲間として感じてもらいたいと、いつも考えています。
2016年から開始した私たちの活動は、シリアの幼稚園・トルコの補習校運営、2023年の地震支援などを通して、4万人以上への教育機会という成果を生み出しています。
実は現在、シリアは2011年から戦争が始まって以来、国連も警鐘を鳴らすほど、かつてない人道危機状態にあります。報道されないからといって課題が無くなったわけでは決してありません。
私たちは、忘れ去られそうになっている国際社会における重要な課題から目を背けず、現地とのコミュニケーションを大切にしながら、今必要なサポートが何かを見極め、活動しています。
世界各地から、見過ごされつつあるシリアに特化して活動する団体は、日本ではとても珍しく、ニッチな部分に対してアプローチしていると感じています。だからこそ、現地に届くインパクトは大きく、団体から届けることに意義があります。
そんな未来への活動も視野に入れている私たちが挑戦しているクラウドファンディングも、残り3日となりました。ここまで200名を超える方が、応援くださっています。しかしながら、目標金額までは、あと578万円。今回の挑戦は、All or Nothingのため、1円でも目標金額に満たない場合は、1円も受け取ることができなくなってしまいます。
故郷を失いつつあるシリアの人の未来を、この機会に、共に支える仲間になっていただけないでしょうか?
◾️クラファン最終日 カウントダウンFacebookライブ配信を実施します
最終日、皆さんと一緒にゴールを切りたい!その思いで、クラウドファンディング終了日の10月31日(木)に、カウントダウンFacebookライブを開催します。ぜひ、もう一押し達成に向けて、皆さんのお力をお借りできませんでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。
【日時】10月31日(木)21:00-23:10
【場所】 Facebookライブ( https://www.facebook.com/piece.of.syria/ )
イベントページ:https://fb.me/e/21KDZZR5XH
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