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美味しいお肉になるために

    肥育牛(お肉になる牛)には肥育ステージがあり、前期・中期・後期によって管理の仕方が変わってきます。特に肥育中期の管理が1番大事であり、骨や筋肉が大きく発達します。体重が増えてくるのでエサの量も多くなっていきます。お肉になる牛なのでほかの牛よりも体は大きいです。出荷する時には体重700kg~800kgにもなります。

卒論について

    私の卒論では肥育前期~肥育中期まで乾燥ビール粕を与えています。先程も言ったように、肥育中期の管理が1番発達する時期です。乾燥ビール粕はビールを作る際に出る粕で、粗タンパク質が多いです。なので、その時期に乾燥ビール粕を与えることにより肉質がよくなるのではないかと思いました。出荷予定日は今年の11月5日なので、枝肉成績がどのような結果になるのか楽しみです。

    ここ福島県農業総合センター農業短期大学校では5つの学科があり、私は畜産経営学科に所属しています。その中でも肉牛班の肥育牛を担当しており、毎日肥育牛の管理を行っています。エサを与えるのはもちろん、具合が悪い牛がいないかやエサをしっかり食べているかなどを見ています。具合が悪い牛がいれば薬を飲ませたり、エサの食いつきが悪い牛がいればエサの量を変えたりなどして日々牛の観察も行っています。自分で育てた牛がお肉になってしまうので複雑な気持ちになることもありますが、美味しいお肉になるように残り少ない時間、これからも管理を頑張りたいと思います。

畜産経営学科   K

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