京都移住計画とキャリアブレイク研究所のイベントに参加してきました!
こんにちは。双子のトコトコ(姉、京大卒)です。
昨日開催された「京都で人生の寄り道を。キャリアブレイク期間をどう過ごす?」というイベントに参加してきました。
参加した理由は、
・キャリアブレイクを4回くらい経験した身として、キャリアブレイクを推進するにはどうしたらいいのかヒントを得たい
・他の人がキャリアブレイクに対してどう思っているのかを知りたい
・キャリアブレイク中の稼ぎ方を模索したい
と思ったからです。
今回はこのイベントに出て考えたことを書いていきます。
私が過去に書いたキャリアブレイクの記事はこちら▼
キャリアブレイクを取る理由は4種類ある
キャリアブレイクを取る理由はさまざま。北野さんは4つに分けて解説されていました。
1.ライフ型
出産や病気、家族のケアなどによるキャリアブレイク。ライフステージの変化と言えそうです。
会場内には、今まで仕事を休むなんて考えたことがなかったのに、出産で急にキャリアブレイクになったという方がいました。そういう女性は多そうです。
2.グッド型
会社での過労や不満などによるキャリアブレイクです。キャリアブレイク研究所代表の北野さん曰く、このパターンの人を数多くみてきたとか。
ひょいひょい会社を辞める私からは、「会社だけがすべてじゃない」「代わりを用意するのは会社の仕事だから、あなたは心配しなくて大丈夫」という言葉を送ります。
3.センス型
感性の回復を目的としたキャリアブレイクです。人生を見つめ直したい、自分を大切にしたい、人生の節目に休みを取りたいというパターンです。
4.パワー型
大学院進学やワーキングホリデーなど、自分の夢のためにキャリアブレイクをするパターンです。
妹は博士課程進学のために新聞記者を退職していますが、それもこの定義で言うとキャリアブレイクに入るそうです。
個人的には「研究者としてキャリアを積んでいるから、キャリアブレイクではないような気がする」と思います。キャリアは正社員に限定されるわけではないはず。
私は上記の4分類を知らなかったのですが、北野さんが出版された本に書かれているようです。恥ずかしながら本の存在を知らなかったので、週末に読んでみようと思います。
お金の問題に切り込んでみた
私は「仕事を辞めたければ辞めればいい」「やりたいことがあるなら今やればいい」と本気で思い、すぐに実行してしまう人間なのですが、どうやらできない人が大半のよう。
会場内の意見を聞いていると、キャリアブレイクしたくてもできないのは、やはりお金の問題ではないかと思いました。
お金がないからキャリアブレイクできない、キャリアブレイク中はお金の不安に見舞われる、お金がないから働き始める…
キャリアブレイクのお金問題に切り込む予定はありますか?とイベント終わりに北野さんに聞いてみました。
すると、北野さん曰く、北欧の国かどこかでキャリアブレイクに補助金を出したが、うまくいかなかったとのこと。
キャリアブレイク中をどう生き抜くかを考える、お金が尽きないように工夫する、お金が尽きたら社会との接続を考え出すというプロセスが大事で、僕はそこに興味があるとおっしゃっていて、なるほどと思いました。
キャリアブレイクの宿敵がお金問題だとしたら、代わりに戦ってあげようとするのはその人のためにならないのかと初めて思えました。マリオゲームはクリボーやクッパがいるから盛り上がるのだなと。
実際渦中にいる身としては苦しいのですが、その苦しさを面白がって生きていこうと思います。
私はキャリアブレイクを抜け出している段階なのかもしれない
このイベントに参加するまで、自分は絶賛キャリアブレイク中だと思っていました。ざっくりと私の状況を説明すると、社会人3年の間に3社退職し、現在は個人事業とアルバイトを掛け持ちして生活しています。
そうなった過程は下記のnoteに書いています。
しかし、話を聞いているうちに「バイトをしているし、個人事業主もやっているのだから、キャリアブレイクではないかもしれない」と思うようになりました。
何をキャリアと呼ぶのか、キャリアブレイクと呼ぶのかの定義の問題になりそうです。やはりお金を生み出す生産的活動=キャリアなのでしょうか。
キャリアブレイク後のことは北野さんも研究中みたいなので、私が良い1事例になれたらいいなと密かに思っています。
キャリアブレイクで一番大事なのは「面白がること」
キャリアブレイクを4回してきた身として思うのは、キャリアブレイクをする上で一番大事なのは「状況を客観視して面白がる能力」ではないかと思っています。
例えばあなたが会社の都合で解雇されてしまったとしましょう。その時にどう思いますか?
「人生終わりだ」「お先真っ暗だ」と思う方もいるかもしれません。しかし、その状況が少年ジャンプの主人公に起きていたとしたら、ここが見せ場ではないでしょうか。
「明日から自由に生きられるぞ!」「自分探しの旅に出ようかな」「これからどうやって稼いでいこう(ワクワク)」「自分がどん底に落ちたらどんな風になるのか興味がある。日記を書籍化したら売れるかも」
そんな風に考えられる人が増えたら、きっとキャリアブレイクも広がっていくのではないかと思っています。
私はこのような固定概念を外して考えることが得意です。英語で言うと"think outside the box"ですね。ユーモアが大事というのは多くの本でも書かれています。
↑例えばこんな本です。
この思考法を鍛える方法として、①ジャーナリング ②林芙美子の「放浪記」を読む の2点をおすすめします。
①ジャーナリングとは、思考をひたすら紙に書き出すことです。自分が何を考えているのか、悩んでいるのか、自分は何をすべきなのかを紙に殴り書きします。言語化することで自分の思考を外から眺める訓練ができます。
②林芙美子の「放浪記」は私のバイブルです。彼女の若い時の貧困生活が赤裸々に書かれていますが、それを面白おかしく表現するのがとにかく上手いです。ここまで面白がれたら怖いものはないなと思います。
林芙美子の他には、森茉莉もおすすめです。
足の踏み場もないほど部屋が散らかり、料理はベッドの上でするという生活能力にもかかわず、美食には異様にこだわる狂気が伝わってきます。こんなこだわりが強すぎる変わった人でも生きていけるんだ、と勇気をもらえます。文章が綺麗です。
まとめ
「京都移住×キャリアブレイク」と私の興味がまさに重なったイベントに参加できて、考えが深まった1日でした。
それぞれの団体のサイトも訪れてみてください。
◆京都移住計画
https://kyoto-iju.com/
◆キャリアブレイク研究所のnote
https://note.com/careerbreak_lab/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
有益な情報を発信していきますので、今後ともよろしくお願いいたします🐼
(この記事は執筆トコトコ、校正ノソノソでお送りしました)
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