先に味噌汁を温め直してくれないだろうか
息子は生後6ヶ月を迎えた。仰向けで寝てるだけだったはずの息子は、今やごろごろと寝返りをして、知らぬ間に大移動していたりする。そして、下の歯が2本顔を出し、遊んでいるのか痒いのか腕や手に噛みついてくる。小さな小さなたった2本の歯でも普通に痛い。
GW中に自宅でハーフバースデーのお祝いをして、スタジオで写真を撮ってもらった。写真の出来上がりは2ヶ月後。子どもの成長が早すぎるせいで、写真が手元に届いたころには「懐かしい」とか言ってるんだろうな。
今日はどうしても気になることをつらつらと。
それは、夫の汁物の温め直し方。
夫は帰宅時間が遅い。ここ最近は、早くて21時といったところ。なので、晩ご飯はわたしだけ先にいただく。
夜はたいてい、おかずを2品ほど+汁物を作っておく。味付けを考えなくていい味噌汁は楽なのでしょっちゅう作る。朝ごはんにもそのまま出せるので、多めに作っておく。
帰宅した夫は、ラップのかかったご飯やおかずをまず電子レンジに入れ、温める。それらが温まるまでの数十秒~数分、ぼーっと立ちすくんでいたり、携帯をさわったり、今日の出来事をわたしにぺちゃくちゃとしゃべっていたり。汁物の温め直しにはまだ取り掛からない。テーブルの上にはお茶碗などと一緒に空の汁椀もセッティングしてあるので、汁物があることには気づいているはずだが、いっこうに鍋のところに行って温めようとはしない。
わたしなら、電子レンジでおかずやご飯を温める前に汁物の入った鍋を温める。絶対電子レンジのほうが先にご飯やおかずを温め直し終わるからだ。汁物の温めが出遅れてしまうと、せっかく温まったおかず達が冷めてしまう。夫はご飯・おかずと汁物のゴールを同時刻にする考えはないのだろうか…。今日も今日とて理解に苦しむ。
そんなに気になるなら、「味噌汁温めるね」と言って、わたしがコンロに火を点けたら済むものを。でも、わたしは手を出さない。気になるからこそ、今日こそは先に温めてくれるのかと、じっと観察してしまう。
ご飯・おかずがほかほかになったところで、空の汁椀を持って鍋に近づく夫。ようやくコンロに火が点く。そして鍋の前で立ちすくんでいる…。
残念なことに温め直し具合も甘い。飲んだことはないが、かなりぬるいと思われる。きっとまずい。なにゆえ温まったご飯やおかずを目の前にしているので、汁物はサッと沸かして早く食べたいのだろう、温め時間がかなり短い。たまに「あ、ちょっとぬるかった」とか聞こえてくる。だからだよ、先に汁物を温め直しなよ。
これが毎日のように繰り返される。汁物が先に温め直される日は一生来ないのだろうか…。
先日、いつものように汁物が後回しにされていたのでとうとう言ってしまった。
「先に味噌汁を温めたら?温まるまで時間かかるでしょ。」
「あ、今日、味噌汁あるんだ。気づいてなかった!」
…ほぼ毎日のように作ってある汁物。いつも気づかれるのは一番最後である模様。
汁物たち、かわいそう。
食い意地が果てしないわたしには、汁椀を目の前にして味噌汁の存在に気づかないなんてありえないけれど、反対に夫がわたしに指摘したいことや、気になることがあったりして。聞いてみたい気もするけど、素っ頓狂に「特に何もないよ~」「えー考えたこともなかった」と返され、あっけなく空振りに終わりそうだな。やめておこう。