髪を切りたい!美容師さんと子育ての話をした
息子は7ヶ月に。ついにずりばいを習得し、目標物があれば一目散に突撃していく。やはり赤ちゃんとやら、おもちゃ以外のものが気になってしょうがないようだ。扇風機のコードをかじかじしたり、観葉植物の葉をもぎ取ったり。生命の危機に直面した観葉植物は、テレビ前のリビングテーブルの上に避難するはめとなり、わたしたちは葉っぱの隙間からテレビを観るはめとなる。なんだ、意外と隙間からでも十分観ることができた。
このところ夫は仕事が忙しく、土日も家にいないことがある。毎晩夜も遅いし、起きている息子にはなかなか会えないし、気の毒だ。気の毒だが、わたしも困ることがある。
美容室に行きたい!髪の毛は待ってくれないんだ。2時間でいいから、カラーは諦めるしカットだけだから、だれか息子を見ていてくれー!
直前となると、土日の美容室なんて予約が取れるかどうかもあやしい。できれば平日に行きたい。母も子も社会勉強を兼ねて保育園の一時保育を利用してみるか、と甥っ子も通っている近所の保育園に問い合わせてみた。
利用するにあたって、何やら手続きが大変そうだった。申込用紙を取りに行き、後日面接をして、結果を待たねばならないとのこと。そのころにはショートヘアがボブになってそうだ。しかも、1歳3ヶ月以上でないと預かってもらえないとのこと。息子は7ヶ月、そもそもアウトだった…。
そのほか市内の保育施設も調べてみると、1歳以上でないと一時保育は利用できないところがほとんどだった。0歳でも預けられる民間施設だと、料金は市立の保育園の倍。よほどの緊急事態でないと倍の金は出せないよ。
産まれて1年間は子どもを預けるってかなり難しいんだ、勉強不足だったなと反省。
夫が「今週、なんとか日曜は休みになりそうだ」と言っていた。貴重な休みで申し訳ないけど、息子をみていてくれ!かろうじて美容室も夕方最後の枠が空いていたので、この機を逃すまいと予約した。
10年以上お世話になっている女性の美容師さんに髪を切ってもらいながら、「ほんとは平日に一時保育を利用して美容室来たかったんですけど、1歳未満はなかなか預かってもらえないんですよね~」と、ぼやいてしまった。
そして、仕事をしながら子どもを育てるって本当に大変だよね!という話に膨らんだ。
美容師さんは1つ年上、結婚はされているけど、子どもはなし。「美容師仲間で子ども産んで仕事続けてるのは、○○ちゃんと○○ちゃんしか知らないな」「子どもが風邪引いて預けられなくなったら、お客さんの予約断らなくちゃならない。新規のお客さんだったら理解してもらえないだろうな」「仕事を辞めるか・産まないかの2択だね」…などなど美容師さんの仕事と子育ての両立の難しさを聞き、こちらが泣きそうになった。それにしても辛い2択。できることなら美容師さんのための、保育所作りたい…。
わざわざ買い物に行かなくても冷蔵庫にあるもので、そこそこいい感じの晩ご飯を作るみたいに、社会も今あるものをうまいこと組み合わせたり、人が出会ったりして、うまくいく仕組みを作れたならなあ。
子どもの鼻水は、実はアンチエイジングに効果があって、化粧品の原料になるから高く買い取ってもらえ、仕事休んでも諸々ペイできる。てなことにならないかなー。無理かー。