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生命保険会社ではたらくリアル|24歳/営業/新卒入社2年目

本インタビューは、デジタル学生OB訪問にご協力いただける方を代表していただき行っております。

デジタルOB訪問_大

【プロフィール】
年齢:24歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール🏈
職種:営業
業種: 生命保険会社 入社2年目

1日のスケジュール

1日のスケジュール 宮本さん

(1)現在のお仕事について

入社して2年が経ちますが、日系生保(漢字生保と言われています)は支店が全国にあります。そこに駐在して業務をすることもあれば、個人で保険の募集をしたり、様々なことをします。

その中で、現在は期間は短いですが、富裕層対応ということで社長さんや士業の方々を中心にご提案をしてます。

日系企業は総合職で入社すると、支店や営業所に1~2年くらい駐在することがスタンダードだと思います。そこである程度お仕事していると、本社の人事や企画など、希望のキャリアステップを踏むようになると思います。

新卒入社はどこの保険会社もそういったイメージを受けます。会社によっては「もう完全に営業しかやらない」という入社形態を取る会社もあるので、そこはしっかり事前に企業分析が必要だと思います。

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※画像はイメージです

(2)お仕事のやりがいについて

営業に関しては、達成感がありますね。

元々保険会社に入った理由は、若いうちから社長や弁護士、お医者さんと話せることがすごく大きなメリットだと思ったからです。
実際にそういった方と商談を進める中で、もし契約をもらえなくても、すごく仲良くなって人脈の幅が広がるので、仕事をしていて楽しいですね。

あと、商談に行く会社の業種はバラバラなんです。なので、業界ごとの知識は仕事をしていく中で自ずとつきますね。

色々な業界の方とお話をする中で特に面白いと思ったのは、建築業界です。

建築業は2年前くらいからお金をもらいながら計画を進めているので、
コロナ禍の最中には売り上げが落ちないけれど、新規での契約が少ないから2年後に赤字になる可能性が高いって言われている業界なんです。

これを商談の際に社長のお客様に話すと、「君よく知ってるね!」って言われたりして話のネタにもなります。

こういった知識はその業界で働いていないと分からないですよね。なので、保険業界以外の業界のリアルな部分が知れるのは面白いですね。

(3)就職活動を振り返って

私が保険業界に決めた軸は3つあります。

①社長や弁護士などの富裕層にアプローチが出来る
②無形商材を扱っている
③若いうちから経営者としての経験を積みたかった

1つ目は、先ほどもお伝えした若いうちから社長や弁護士などの富裕層にアプローチが出来るということ。

2つ目は扱う商品が無形商材であることでした。
有形の商材よりも自分自身に営業力が付いて、そのスキルがあれば生きていけるだろうと当時は思っていました。

例えば、車のような有形商材の場合は、街中やショールームで車を見ると「カッコいい」「欲しい!」と思って「話だけでも聞いてみようかな?」と思いますよね?その時点で、ニーズがあると思うんです。
ですが、保険の場合は身近な人が病気になったり、若いうちに亡くなることってあまり起こり得ないことだと思うんです。

そう思うと有形商材は色々なニーズがあって、それを手に入れるためにお金を払うと思うんですが、保険は使いたくないのにお金を払う商品なんですよね。

それでもみんなが入る理由があるんです。その理由を今回お話させていただきたいんですけど…という流れで商談を進めるんです。

今の話をすると「保険についてちょっと聞いてみたいな」って思いますよね?(笑)
こういうノウハウを学べると思って、無形商材を選びました。

3つ目は、経営者の経験をしたかったからです。
日系生命保険会社は、何個も拠点(営業所)を持っているんです。その営業所で昇進して機関長と言われる役職になると、普通の企業の社長とやることがほとんど変わらないんです。

社内では一経営者という形で見られて、採用して、経費を使って販売して、教育して・・・など営業所に関わる業務を全て行います。

その3点を若いうちから経験できるのは保険業界しか無かったので、今の会社に入りたいというより、自分が欲しい能力を得るために企業選びをしましたね。

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※画像はイメージです

(4)就職活動で気を付けたこと

自分は普段から「落ち着いている」と見られることが多いんです。ですが、逆に言うと「元気が無い」と見られることがあります。なので、まずウィークポイントを隠すために元気さを意識していました。

就活を始めた当初は軸もなくて、とりあえずOB訪問に行きまくって理想像を固めていった形です。自己分析も大事ですが、とにかく人に頼りました。

WEBの記事とかも色々ありますが、実際に中で働いている人のマインドは載っていないので、中にいる人とのコネクションを持って色んな人に聞きましたね。

あとは面接を約30回ほど経験して、自分の軸を1つではなく、3つ決めてからは選考は簡単に通るようになりましたね。
最初は自分でやりたい事を用意して、軸も一つにしたほうが良いと思っていたんです。ですが私の場合は無理やり一つに絞らず、先ほど話した3つの軸をずらさないように、質問に合わせて話すやり方でやっていました。

軸が明確になっていれば、無理やり一つに絞らず2~3個持っていても大丈夫だと思います。

軸というと「太い芯が1本!」というイメージですが、3本くらいあってもいいんじゃないかと思います。

(5)アメフトの経験が社会に出て活きたこと

PDCAですね。
ポジションがQBだったこともあって、学生時代はダメだったことや反省すべきポイントを常に考えていました。

その経験から、仕事でも飛び込み営業をした際に先方が取り合ってくれなかったときは「元気が足らなかったかな?」「もう少しゆっくり話したら伝わったかな?」とかを常に振り返っています。

あと、最近働いていて感じることは、アメフトでも営業でも、手札をたくさん持っていたほうが強いじゃないですか。

何事も準備が大切で、今でもアメフトをやってきた時のように「練習以上のことは本番で出ないぞ」って言われるんです。社内でのロープレよりも、お客さんに訪問して話すほうが簡単に感じるくらい、話の練習はしますね。

アメフトでも、とんでもない数のプレーを準備しますよね。仕事でも何個も話法を準備しておくんです。「やばい、これ引っかかった…」って思ったら「あれを出そう!」っていうのが常に頭の中にあります。

相手が教えてくれているニーズを、頭の中にある手札で組み合わせて返していくイメージですね。それで失敗して、反省しての繰り返しです。

(6)今後のビジョン

中期的(3~5年)な目標としては、機関長と呼ばれる支店のトップを目指しています。

長期的な目標で言うと、会社の中で登れるところまで登るか、経営者になりたいと思っています。今の会社で得た能力をどこで使おうかとかは特にこだわっていないです。今はその目標を達成するために、毎日努力しています。

「大手だと昇進のスピードって遅いんじゃない?」っていうイメージがあると思うんですが、保険業界に関しては大穴なんです。

早い人だと入社4~6年目で機関長になれます。保険業界は昇進のスピードの速さも魅力の一つですね。

(7)就活中の体育会学生に伝えたいこと

何事も、行動したもん勝ちです。

OB訪問だったり、アメフト部という良い環境や人脈を、大いに使った方が良いです。例えば「就活をやっていて、先輩の業界に興味あるのでご飯連れて行ってくれませんか?」でも先輩たちは行ってくれると思いますし、むしろ頼ってもらって嬉しいと思います。

とにかく、何でもいいから行動してほしいと思います。コロナ禍も徐々に明けてきて、OB訪問もチャンスだと思います。

あとは、会社に入ることがゴールじゃなくて、入社後に目的を見失わずに努力するということですね。

まずはアメフトとか自分ならではのバックボーンを使って行動することです。聞いてみたら親や兄弟にも知り合いはたくさんいると思いますし、新卒だからこそ本当に色んな人に出会えます。

個人的に新卒就活は最強だと思っています。どの企業にも挑戦できるし誰でも教えてくれるし、相当忙しい人じゃない限り「嫌だ」っていう人はほぼいないと思います。

本当に小さい興味からでいいんです。「行きたい/行きたくない」じゃなくて自分の知りたいと思った業界の話を聞くといいですね!

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