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町工場の職人たちの想いが詰まったものづくり

”グリルQ”を製造されている東亜成型さんの工場を見学させて頂きました👀
実際にどうやって製品ができているのか、、、わくわくする空間でした!!


ーグリルQは東亜成型さんのこの工場で製造されているのでしょうか。

浦竹:はい。その通りです。ここの工場で作業しています。
狭い業界ではありますが、型を取ることから成型までの工程を全て自社でできるということは珍しいですし、弊社の強みだと思っています。その強みを生かしてグリルQという商品ができました。

ー工場を見学させて頂いたときに砂で型を取っているところを拝見したのですが、鋳造には砂型を使用されているのでしょうか。

浦竹:そうですね。基本的には大量生産しようと思ったら金属で丈夫な型を作ってどんどん生産できたらいいんですけど、その金属の金型を作るのにかなりコストがかかってしまうんですよね。新しい商品を作る際には試行錯誤の中で金型が変更になることも多いですし、、、
色々なことを加味して弊社では砂型を使用しています。

ーなるほど。金型にもいろんな方法があるのですね。勉強になります。

浦竹:砂型のデメリットとしては何回も砂を固めて型を取ることに時間がかかるので大量生産が不可能なところですね。弊社は大量生産をするような会社ではないのでひとつずつ型をとって作業をしています。
大量に作ろうと思ったら大量にできるところに外注して作ることもできたのですが、「なんかそれは違うよね」という話にみんなでなって、できることは社内でやり切ろうという形になりました。

ー「できることは社内で」という想いが素敵です!

浦竹:唯一、テフロン加工だけは外注させて頂いています。奈良県のすごくこだわりのあるところを見つけたので職人さんに直接取材もさせて頂き加工をお願いしています。職人さんの手作業で2回塗りをしてくださっているのでかなり丈夫になっています。

ー職人の手作業の凄さを感じますね。

浦竹:キャンプの炭の直火でも使えるようにしたいと相談した時に、表の製品面の塗装と裏側の塗装を変えようという風に言ってくださいました。そこで裏側は耐熱セラミック塗装をしようとなったんですが、私は全然知らなかったので「なんですかそれは、、、」ってなりました(笑)

ー確かにセラミックって言葉は聞いたことがありますが詳しくは私もわからないです、、、

浦竹:セラミックってなんですか?って聞いたら遠赤って聞いたことないかと言われました。熱が均等にじわーっと広がる効果があって、例えば真ん中に火を当てていてもそれが横にじわーっと広がっていっておいしく焼けるんじゃないかって提案して頂きました。そのおかげですごく良いものが出来ました!