支給量の決定の曖昧さ

障害者がヘルパーや短期入所などの福祉サービスを受ける際に行政がかかる費用を補填する。もちろんいくらでも利用してもいいってことではなく支給される日数や時間数が決められている。
ただ障害は一律で測れるものではないので、障害が重く支援が必要な方には基準以上の支給量となる場合がある。この基準以上の支給量が出る際に考慮される内容が自治体によって違うし、大げさに言うと担当者によっても違う場合がある。

僕は基準以上の支給量が出る基準に対し疑問を感じていたのだが、もっと一律でルールを決めた方がいいのではないか。その方が利用者もわかりやすいのではないか。
基準が曖昧だと不公平さを感じる人が出るし、僕は例外は極力無くした方が良いと思っているので、基準外の基準を作るべきだと思っていた。

でもそもそも基準内で収めるべきだし、障害が重くても外部の支援が必要ない人もいる。
必要な人に必要な分だけ支援を受けてもらうことができるには曖昧にしておかなければいけないことが重要になることもある。

それに曖昧さを活用することも相談員としての腕。グレーゾーンを白と言わせるか黒と言わせるかは重要なスキルだと思う。
必要な人に必要なサービスを受けられるように頑張ろうと思う。

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