(aan,w041,⏩720p👍) 羊の毛皮を着た狼 / THE WOLF IN SHEEP'S CLOTHING

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✅このお話の教訓は？（ルビ無）

➊"The evil doer often comes to harm through his own deceit."
➋"Seek to harm and harm shall find you."

➊"(S){The evil doer} (Vi){often comes to harm} (Vi←Mv){through his own deceit}."
　『(S)悪者は、(Mv)彼自身のペテンによって (Vi)しばしば損害を被ります』
　※(形)"evil"：「（考え行動などが）邪悪な、邪まな, 悪い、有害な」
　※(名)"doer"：「行為者、実行家」
　※(自)"come to harm"：「危害を受ける（この"harm"は名詞です）」
　※(名)"deceit"：「欺く事、欺瞞、詐欺、詐欺行為、ペテン」
　【メモ】(Mv) は主文の述語動詞を修飾する修飾語（此処では副詞句）です。

➋"(Vt){Seek to} (O)harm (coo)and (S)harm (Vt){shall find} (O)you."
　『(O)害悪 (Vt)を行えば、(S)害悪は (O)貴方 (Vt)を捜し出すでしょう』
　※(複合動詞)"seek to ➊"：「➊をしようとする」

『因果応報』『自業自得』『悪因悪果』と云う四字熟語や、『身から出た錆』と云う故事成語がぴったりのイソップ寓話です。
自らの悪行により自らを破滅させる事は、現代に事例を探さずとも故文明の時代から枚挙に暇がない程だったのでしょう。

此の寓話の通り、往々にして悪行を行う大人も子供も、悪行を行っていると云う自覚が常にあるのだという事を私達は理解しておくべきです。

此の教訓の対句として『善因善果』という言葉があります。

「良い事をすれば、それが元となり、必ず良い報いとなって返ってくる」という仏の教えです。
私は、『悪行による快感』と『善行による快感』は何方も同じ様に得られるものなのだと思っています。
ですが多くの場合に於いて『善行』は一人では出来ません、常に善行を受け取ってくれる誰か、或いは『善行』を知っていてくれる誰かが居なければ、其処に遣り甲斐も生き甲斐も、勿論 副産物としての快感さえも得られません。

なんとなく此の辺に多くの大人や子供が『悪行』に走る理由が在る様に感じますね、『悪行』をすれば必ず相手が自分に注意を向けざるを得ないでしょう？

私達は『誰かの善行』に対して、余りに無関心を装い過ぎているのかも知れません。
私自身ですら誰かが私に善行を働きかけてくれた時に どの様にリアクション（＝反応）をするべきなのかと悩んでしまう事が往々にあって、であれば善行などしてもらわない方が良い、とまで考える自分も居る訳で、
まぁ此れについては誰かが善行には此の様に返してくれればいい、返さなくてもいいと示してくれることを期待したいです。
勿論、此れからの子供達には義務教育でちゃんと善行に応える為の適切な態度というものを教えてあげて欲しいですよね。

■ 英文＆翻訳和文（ルビ無）

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　THE WOLF IN SHEEP'S CLOTHING .

　Once upon a time a Wolf resolved to disguise his nature by his habit , that so he might get food without stint .

　Encased in the skin of a sheep , he pastured with the flock , beguiling the shepherd by his artifice .
　In the evening he was shut up by the shepherd in the fold ; the gate was closed , and the entrance was made thoroughly secure .
　The shepherd coming into the fold during the night to provide food for the morrow , caught up the Wolf , instead of a sheep , and killed him with his knife in the fold .
　Harm seek , harm find .

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　羊の毛皮を着た狼

　昔々、或る狼が彼の狡賢い癖の発露によって彼の（残忍な）天性を隠す事を決心しました、狼は無制限に食べ物を得る事が出来る様にと、そんな風に思った訳です。
　羊の皮を纏った狼は群れと一緒に牧草を食べる事暫し、此の狼の華麗な策略によって、羊飼いの目を見事に欺いたのでした！
　夕方になって、羊飼いによって家畜小屋に狼は閉じ込められました。ドアは閉められ、よって入り口は全く危険の無い状態にされたのです。
　翌日の食べ物を用意する為に、夜の間に家畜小屋に入ってきた羊飼いは、狼を捕まえました、そう、羊の代わりに・・・、そして小屋の中で羊飼いのナイフによって狼を屠ったのでした。
　害悪を行使すれば、被害を知るでしょう

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✅逐語訳＆構文解説はこちら

■ このお話の教訓は？（ルビ有）

➊"The evil doer often comes to harm through his own deceit."
➋"Seek to harm and harm shall find you."

➊"(S){The evil doer} (Vi){often comes to harm} (Vi←Mv){through his own deceit}."
　『(S)悪者わるものは、(Mv)彼かれ自身じしんのペテンによって (Vi)しばしば損害そんがいを被こうむります』
　※(形けい)"evil"：「（考かんがえ行動こうどうなどが）邪悪じゃあくな、邪よこしまな, 悪わるい、有害ゆうがいな」
　※(名めい)"doer"：「行為者こういしゃ、実行じっこう家いえ」
　※(自じ)"come to harm"：「危あぶな害がいを受うける（この"harm"は名詞めいしです）」
　※(名めい)"deceit"：「欺あざむく事こと、欺瞞ぎまん、詐欺さぎ、詐欺さぎ行為こうい、ペテン」
　【メモ】(Mv) は主文しゅぶんの述語動詞じゅつごどうしを修飾しゅうしょくする修飾語しゅうしょくご（此処ここでは副詞句ふくしく）です。

➋"(Vt){Seek to} (O)harm (coo)and (S)harm (Vt){shall find} (O)you."
　『(O)害悪がいあく (Vt)を行おこなえば、(S)害悪がいあくは (O)貴方あなた (Vt)を捜さがし出だすでしょう』
　※(複合動詞ふくごうどうし)"seek to ➊"：「➊をしようとする」

『因果応報いんがおうほう』『自業自得じごうじとく』『悪因あくいん悪果あっか』と云いう四字熟語よじじゅくごや、『身みから出でた錆さび』と云いう故事こじ成語せいごがぴったりのイソップ寓話ぐうわです。
自みずからの悪行あっこうにより自みずからを破滅はめつさせる事ことは、現代げんだいに事例じれいを探さがさずとも故文明こぶんめいの時代じだいから枚挙まいきょに暇いとまがない程ほどだったのでしょう。

此この寓話ぐうわの通とおり、往々おうおうにして悪行あっこうを行おこなう大人おとなも子供こどもも、悪行あっこうを行いっていると云いう自覚じかくが常つねにあるのだという事ことを私達わたしたちは理解りかいしておくべきです。

此この教訓きょうくんの対句ついくとして『善因善果ぜんいんぜんか』という言葉ことばがあります。

「良よい事ことをすれば、それが元もととなり、必かならず良よい報むくいとなって返かえってくる」という仏ほとけの教おしえです。
私わたしは、『悪行あっこうによる快感かいかん』と『善行ぜんこうによる快感かいかん』は何方どちらも同おなじ様ように得えられるものなのだと思おもっています。
ですが多おおくの場合ばあいに於おいて『善行ぜんこう』は一人ひとりでは出来できません、常つねに善行ぜんこうを受うけ取とってくれる誰だれか、或あるいは『善行ぜんこう』を知しっていてくれる誰だれかが居いなければ、其処そこに遣やり甲斐がいも生いき甲斐がいも、勿論もちろん 副産物ふくさんぶつとしての快感かいかんさえも得えられません。

なんとなく此この辺へんに多おおくの大人おとなや子供こどもが『悪行あっこう』に走はしる理由りゆうが在ある様ように感かんじますね、『悪行あっこう』をすれば必かならず相手あいてが自分じぶんに注意ちゅういを向むけざるを得えないでしょう？

私達わたしたちは『誰だれかの善行ぜんこう』に対たいして、余あまりに無関心むかんしんを装よそおい過すぎているのかも知しれません。
私自身わたしじしんですら誰だれかが私わたしに善行ぜんこうを働はたらきかけてくれた時ときに どの様ようにリアクション（＝反応はんのう）をするべきなのかと悩なやんでしまう事ことが往々おうおうにあって、であれば善行ぜんこうなどしてもらわない方ほうが良よい、とまで考かんがえる自分じぶんも居いる訳わけで、
まぁ此これについては誰だれかが善行ぜんこうには此この様ように返かえしてくれればいい、返かえさなくてもいいと示しめしてくれることを期待きたいしたいです。
勿論もちろん、此これからの子供達こどもたちには義務教育ぎむきょういくでちゃんと善行ぜんこうに応こたえる為ための適切てきせつな態度たいどというものを教おしえてあげて欲ほしいですよね。

■ 発音記号付き英文＆読み仮名付き和文

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　THEðə WOLFwʊlf INɪn SHEEP'Sʃips CLOTHINGˈkloʊðɪŋ .

　Oncewʌns uponəˈpɑn aə timetaɪm aə Wolfwʊlf resolvedriˈzɑlvd totu disguisedɪsˈgaɪz hishɪz naturenéɪtʃɚ bybaɪ hishɪz habitˈhæbət , thatðæt sosoʊ hehi mightmaɪt getgɛt foodfud withoutwɪˈðaʊt stintstɪnt .

　Encasedɛnˈkeɪst inɪn theðə skinskɪn ofʌv aə sheepʃip , hehi pasturedˈpæstʃɚd withwɪð theðə flockflɑk , beguilingbɪˈgaɪlɪŋ theðə shepherdʃépɚd bybaɪ hishɪz artificeάɚṭəfɪs .
　Inɪn theði eveningˈivnɪŋ hehi waswəz shutʃʌt upʌp bybaɪ theðə shepherdʃépɚd inɪn theðə foldfoʊld ; theðə gategeɪt waswəz closedkloʊzd , andænd theði entranceˈɛntrəns waswəz mademeɪd thoroughlyθˈɚːroʊli securesɪkjˈʊɚ .
　Theðə shepherdʃépɚd comingˈkʌmɪŋ intoˈɪntu theðə foldfoʊld duringˈdʊrɪŋ theðə nightnaɪt totu provideprəˈvaɪd foodfud forfɚ theðə morrowˈmɑroʊ , caughtkɔt upʌp theðə Wolfwʊlf , insteadɪnˈstɛd ofʌv aə sheepʃip , andænd killedkɪld himhɪm withwɪð hishɪz knifenaɪf inɪn theðə foldfoʊld .
　Harmhάɚm seeksik , harmhάɚm findfaɪnd .

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　羊ひつじの毛皮けがわを着きた狼おおかみ

　昔々むかしむかし、或ある狼おおかみが彼かれの狡ずる賢がしこい癖くせの発露はつろによって彼かれの（残忍ざんにんな）天性てんせいを隠かくす事ことを決心けっしんしました、狼おおかみは無制限むせいげんに食たべ物ものを得える事ことが出来できる様ようにと、そんな風ふうに思おもった訳わけです。
　羊ひつじの皮かわを纏まとった狼おおかみは群むれと一緒いっしょに牧草ぼくそうを食たべる事こと暫しばし、此この狼おおかみの華麗かれいな策略さくりゃくによって、羊ひつじ飼かいの目めを見事みごとに欺あざむいたのでした！
　夕方ゆうがたになって、羊ひつじ飼かいによって家畜かちく小屋ごやに狼おおかみは閉とじ込こめられました。ドアは閉しめられ、よって入いり口ぐちは全まったく危険きけんの無ない状態じょうたいにされたのです。
　翌日よくじつの食たべべ物ものを用意よういする為ために、夜よるの間あいだに家畜かちく小屋ごやに入はいってきた羊飼ひつじかいは、狼おおかみを捕つかままえました、そう、羊ひつじの代かわりに・・・、そして小屋こやの中なかで羊飼ひつじかいのナイフによって狼おおかみを屠ほふったのでした。
　害悪がいあくを行使こうしすれば、被害ひがいを知しるでしょう

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