チフスのメアリー in 21 century
はじめに
世界的に新種の風邪が流行っています。日本での感染が他国に比べて抑えられているのは、我々の「主体性のなさ」がいい方に働いているからだと思います。それでも不要不急の外出したい人に向けて、知ってもらいたいことです。
「チフスのメアリー」in 20 century
メアリー・マローンは家政婦でした。彼女が生きた時代に流行り、多くの人が亡くなった腸チフスに対して免疫を持っていました。
このため、彼女自身は発症していません。しかし彼女が作った料理を食べた人たちが腸チフスを発症しました。47人が感染し、3人が亡くなっています。それでも彼女は生き甲斐と生計を立てる手段を失うことを恐れて保健所から逃げ惑いました。
最終的に離島に隔離され、そこで保健所の監視下のもと生活したのち亡くなっています。
日本語メディアで取り上げられる機会があまりないので、存在を初めて知った人も多いでしょう。
「自分は大丈夫」という意識が他人を間接的に殺害しかねないんです。メアリーもそうでした。
「自分はなんらかの原因で発症していないけれど、他人にうつしたら大変だ」という意識をメディアが中心になって広めてくれています。
それでも「私だけは大丈夫」と言い出す人もいると思います。
この場合は主体性いらんねんて。主体性を持って行動したら、メアリーのようになりますよ。
誰かに移してからでは遅いんです。
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