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しゃべりかたのクセを知る
オンラインサロンに入会し、さっそくレッスンが始まりました。
最初にわかった私のしゃべりのクセは、妙な節回しでした。
原稿を読むとき、イントネーションは合っているんですが強調するポイントが不自然というのでしょうか、ふだんのしゃべりでそうはならないよねということが起こってしまうんです。
指摘されて初めて気付いたとき、これがプロなんだと感激しました。感激している場合ではないんですけど、この感激はたぶん一生忘れないと思います。
なぜかというと、私のクセは、とてもありふれたクセだったからです。
それがどういうものなのか説明するのがとても難しいのですが、例えば、○○が、○○に、といった助詞を、強調する必要もないのに強調してしまうんですね。あがり調子になってしまう。
誰かがプレゼンをするとき、館内放送を聞いたとき、テレビでアナウンサー以外の人が原稿を読んでいるのを聞いたとき、私と同じクセの人がたくさんいました。指摘されるまでは気付かなかったのに、指摘されてから世界が変わってしまいました。クセがないほうが絶対に美しいんです。
だけど、クセがあっても伝わる内容は同じなんです。
日常生活では何ら問題がないんです。
「話す」ことはほとんどの人ができることなので、そこにプロの概念を入れ込むのは至難の業だと思いました。ほとんどの人ができないことをできるのであればわかりやすく「すごい」となるけど、ほとんどの人ができることを「すごい」と思わせるのは難しい。たった1回のレッスンでものすごい壁が立ちはだかりました。
さあ、いい学びの場が見つかったので次のアクションです。