KU☆MA
「俺、モテねぇからさぁ…」 「頭悪いからわかんねーや」 「性格悪いから」 やたらこのようなマイナス発言をする人がいる。 これらは皆「欲しがる人」だ。 モテない→「まさか、モテるでしょ」 頭悪いから→「頭いいと思いますよ」 性格悪いから→「え、良い人でしょ」 マイナス発言をする事で他人から「そんな事ないでしょ」と言って欲しいのだ。 それが証拠に「ああ、モテないでしょうね」「頭悪いね」「ホント性格悪いね」なんて言われた日にゃ頭から湯気出して(どうも表現が古いね)「テ
昨日の夜は… 9月に入ったというのに連日暑い日が続いていたが一昨日からようやく秋の訪れを感じるようになってきた。 昨日、前後のドアを開け放し久しぶりに冷房をかけずに営業してみた。 少々雨は降っていたものの店の中に吹き込むほどではない。 今日も今日とて店の奥にあるソファー席で読書。 若いお客さん取り込むためにもソファー席のひとつくらいあっていいんじゃないなんて言われてその気になって作ったソファー席だがソファー置いてあれば若い子が来るなんて単純なものではなく最近はすっか
さっきゴハン食べながら録画してあったNHKのドキュメンタリー「負けてたまるか」を観た。 東日本大震災の時津波で壊滅的な打撃を受けた宮城県女川町でスーパーを営んでいた男性と災害で亡くなった伯母の子(従兄弟)の9年に及ぶ復興の日々を描いた物語。 母親(社長)と伯母(常務)、7人の従業員を災害で亡くし、店舗も無くした男性は伯母の子を引き取り我が子と同じように育てる。 初めは町でただひとつだったスーパーマーケットの再建に向けて寝食を忘れ働く「(従兄弟の)お兄ちゃん」を尊敬してい
以前ここで「すでに買って読んでる本をまた買ってしまった事が(僕の場合何度か)ある」という投稿をした。 それに対して何人かの人が「あー私もあります」「ありますよねー」と返信してくれ(あ、俺だけじゃなかったんだ)とホッと胸を撫で下ろした。 ではこれはどうだろう。 流石にコレはないだろな… 先月の13〜16日にかけBOOKOFFで全品20%OFFというバーゲンをしていた。 これはチャンスとばかりいそいそと出かけ本を12冊買ってきた。 そのうち数冊を店に持ってきて読んでい
先日来られたお客様。 入ってこられた時から上機嫌で 「マスターも一緒に飲んでよ」 「はい、ありがとうございます。いただきます」 「乾杯!」 杯を重ねるお客様。 「なんだよマスターもドンドン飲んでよ!」 「は、ありがとうございます」 「なんだよ!そんなの(フェイスシールド)取っちゃえよ!」 おそらく僕の顔が曇ったのだろう。 そう言った直後 「うーん、まあこのご時世そういうわけにもいかんのか」 とすぐに訂正。 「はい、すみません」 何も僕だって何も好き
昨日の夜は… 店に来てくれたお客さんとの出会いを書いているこの「昨日の夜は」シリーズ。 だが今日の投稿はちょっとスピンオフ。 昨日の夜、僕がお客さんとして行った他所の店での話を書く。 定休日のお約束、妻と映画に行った帰り喉が乾いたので立ち寄ったとあるお店。 最近仲良くしているこの店のマスターとのお喋りにはハズレがない。 一杯だけのつもりがついつい話が弾んでしまい様子を伺っていた妻は「先に帰るね」と店を出る。 その後も飲みながらマスターと四方山話。 マスターも僕
先日とある家の前を通りかかると玄関の扉が半開きになっていた。 通り過ぎた時、視界の隅に人の足が見えた。 えっ!足先が上がり框に… いやいや、そんなわけは… 僕の見間違いやろ… そう思いながらも足は止まらずどんどん進んでいく。 見間違い見間違い。 知らん家やしな。 モヤモヤしながら歩みは止めず何十メートルも進んでしまう。 いや、やっぱ違う! 見間違いじゃない…と思う。 一旦引き返して確かめてみたらいいじゃないか! 見間違いなら(バカだなぁ俺って)って心穏
昨日の夜は… お盆休み初日だというのに店にいる間に文庫本一冊読んじゃうくらい暇だったけど昨日読んだ本「セイジ」と、夜遅くに来てくれたお客さんがヒットだったので結果いい一日となった。 ヒッしたお客さんはビレバンの店長こうちゃんが連れてきてくれた某カフェで土曜日の夜バイトしてる子と東京から福井に短期移住しにきた女の子の2人。 カフェバイトの子は本好きらしく来店した直後カウンターに置きっぱなしになっていた僕の本(ついさっき読み終えた「セイジ」)に興味を示した。 「僕が貸そう
プロローグ 7月4日土曜の夜 「あ、そうや!本当やったら今日ワンパークフェスティバルやったんや!」 カウンターでラフロイグ を飲んでいた恐竜博士が突然声を上げる。 「うん、そやで」 「僕チケット払い戻しにしないで持ってます」 「俺もや!中止やのうて延期やからな…博士、後ろ気付いてる?」 カウンターの中でグラスを磨きながらカウンター後ろにあるテーブル席を顎で示す。 「あ、やっぱり⁈もしかしたらそうじゃないかと思ってたんですよ!」 そうか博士は気付いてたのか。
県外から移住してきた面白い夫婦がいるから会ってみたら? 娘といってもいいくらい歳下の女友達から言われた。 彼女は人の人とを繋ぐハブ空港みたいな人… 彼女が「面白い」と思う人なら会ってみようかと興味が湧き車を飛ばして港町にやってきた。 海からすぐ少しだけある猫の額ほどの平地とそこから立ち上がる小高い丘… 海抜0メートルにある車道から、人一人がやっと通れるような階段がいくつも通っている。 階段には所々に踊り場があり、その踊り場から横に伸びた
昨日の夜は.… 土砂降りの昨日… (今日はお客さん来ないかもな) とソファーで本を読んでいると1人の男性が入って来た。 「一杯だけいいですか?」 「ええ、勿論」 腰を上げカウンターに向かう僕。 椅子に腰掛けマスクを取る男性。 マスクをしていたので気づかなかったが近くでBARを経営する同業者だった。 「おお、どうした〇〇君珍しい…店は?…ああ、今日は日曜日。休みか?」 「ええ…まあ…」 何やら奥歯に物が挟まったような返事。 「んで?何にする?」 「あ、
「私、イケメンってダメなんですよ」 「痩せてる人よりガッシリした人がいい!」 「あ、私…かなり歳上でも大丈夫です。てか歳とか関係なくないですか?」 ひとつ言われるたびにハードルをクリアした気になり これで最後の難関 「実は私、髭フェチなんです!」 なんて言われたら完璧に妄想発動! (えっ、この子もしかして…いやいやいやそんな訳ない…勘違いすんな…でも…もしかしたら…ア、アホかっ、自分、歳いくつやと思ってんや!) 見た目は大人に見
「〇〇ちゃんていくつだっけ?」 「29です」 「あ、そうなんだ…じゃ君からしたら僕なんかお父さんみたいなもんだね」 「あ、でも私けっこう遅くに出来た子なんで…」 「じゃあお父さんって感じでもない?」 「ええ、クマさんはなんでもない」 …な、なんでもない 僕の求めていた答えとは違った。
まだ数回しか会ってない女の子に 「クマさん中身女子だよね」 って言われた。 「えっ…なんでそう思うの?」 「だってクマさんわかりやすいじゃん」 えっ…僕…わかりやすく女子なの? 因みに私 齢58 身長181cm 体重82kg
「のうのうお母さん、誰々くんはぁ〇〇こーてもろたんやって」 「他所さまは他所さま、うちはうちや!」 子供の頃よく母親に言われたものです。 他所と比べたらあかん。 人は人、自分は自分。 その教えは間違ってないと思う。 そやけどこんなニュース見るとどうしても思ってしまう。 ニュージーランドのアーダーン首相は入国規制や経済対策など迅速な対応をしてきた。 また首相はこれまで、新型コロナウイルスに対する政府の戦略について、声明文、記者会見
スカブラ 皆さんスカブラってなんだか知ってますか? 僕が初めて「スカブラ」って言葉を聞いたのはこの前やったzoom飲み会で話したAll Yoursのメグからでした。 「私、スカブラだから」 「え?なに?すかぶら?すかぶらって何?」 スカブラっていうのは九州の炭鉱会社に雇われていた人たち…つまり「職業」「職種」なんですね。 スカブラの人たちの仕事?役割は… 石炭を掘らずに「エッチな話やおもしろい話をしたり、みんなにお茶を出したりしている