語学に挫折なんてない 2024年9月【1】
語学が好きです。ずっと続けているのは英語、やったりやらなかったりが韓国語です。少しでも触れたものとしては、中国語、フィンランド語、フランス語、スペイン語、トルコ語などがあります。
私はLingQという語学アプリを使って学んでいます。これはいわば多言語の電子図書館です。40言語以上の読み物や音声があります。自分でYouTubeやNetflixの字幕をアップロードして教材にすることもできます。
私は2020年から課金し続けています。月に1420円です。今はもっと高くなりましたが、以前からのユーザーは据え置きということでこの価格です。12ヶ月あるいは24ヶ月の先払いプランを選ぶと、月あたりの額は更に安くなります。
たくさんの言語のライブラリーを利用しても同じ値段です。それならば英語しか勉強しないのは損です。そんな思いもあって、最低でも2言語は学ぶようにしています。
もちろんお金だけが理由ではありません。単純に英語以外も学びたいから学んでいます。
英語学習にはどうも「世界共通語だから義務的に勉強する」という感覚がつきまといます。一方でそれ以外の言語は基本的に趣味です。趣味でする学習には解放感があります。私はその感覚を好んでいます。
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ここ数ヶ月は韓国語に熱中していました。少し前にその熱が引いて、今はフランス語に取り組んでいます。
私は聞いていて心地よい言語を学びたいです。韓国語がそれだったのですが、心が別の言語を求め始めました。それでフランス語を選びました。
フランス語は音の美しい言語として知られています。でも私はそう思ったことがありません。どうもあの「R」の音が痰を吐く音に聞こえて、むしろ耳障りと感じてきました。
しかし全体のトーンとしては好ましいです。静かで口をあまり開かずに話す感じがあります。
私は内向的で声が小さいです。フランス語なら、普段のテンションのまま話せそうな感じがします。気質に合っていそうだということです。
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私は英語の音楽が好きです。それが英語学習を続ける原動力になっています。だからフランス語でもお気に入りの歌があったらいいと思って検索してみました。
60年代の英米ポップスが好きなので、同時代のフレンチ・ポップスはどうだろうかとググってみました。フランス・ギャル(人名)がいいですね。
この「夢見るシャンソン人形」、歌詞が興味深いです。
私は人形。誰でも私を見ることができて、私の声を聴くことができる。恋の歌を意味もわからずに歌っている。そんな内容です。十代のアイドル歌手がこんな冷笑的な歌を歌っていることに衝撃を受けました。
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ところで、私は語学で挫折したことがありません。いくつもの言語に手を出してはやめていますが、これは挫折とは違います。ただ休んでいるだけです。いずれ再開するつもりです。
語学における挫折というのは、本人がそう思っているだけです。発音が難しくてあきらめた、会話が続かなくてあきらめた。そんなことを言う人たちがたくさんいます。しかし、それなら読んだり聞いたりすればいいのです。話すばかりが語学ではありません。
読んだり聞いたりするのが難しいと感じるのは、そのコンテンツがあなたのレベルに合っていないだけです。理解できるレベルまで下げればいいのです。
そもそも、楽しみのための語学なら、わからなくても構わないわけです。話し手が自分の好みの声なら、ずっと聞いていられます。少なくとも私はそうです。好きな声を探しましょう。教材はネット上にあふれています(YouTubeはその宝庫です)。
映画やドラマを観ること、音楽を聴くことも語学の一部です。それらをまったく楽しめない人はいないでしょう。ここまで言えば、語学に挫折などないという私の主張が理解できると思います。
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