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挨拶は苦痛である 2022年4月16日~18日

【4月16日】
私はマンションに住んでいる。敷地内で住人に会ったら挨拶する。声を出す時もあれば、無言で会釈の時もある。いずれにしても挨拶する。

挨拶しなければいけないこともないが、しないのは心苦しい。相手も嫌な気持ちになるだろう。その場で説教される危険性もある。このような状況においては、挨拶しておいたほうがいい。私はそう考える。

住人を嫌っているわけではない。そもそも全員知らない人たちだから、好きも嫌いもない。ただ会いたくもない人間と関わると、RPGでいうところのHPが削られる。何人もの人に会えばそれだけ傷つき、弱っていく。

出かける時は、住人と会わないように細心の注意を払う。目を配り、耳を澄ませ、忍者の気持ちで外出する。敷地から出るとホッとする。これでもう挨拶しなければならない人間は存在しないからだ。

「挨拶は人としての基本」「挨拶できない奴は何をやってもダメ」等、嬉々として語る人に言いたい。挨拶しないデメリットに怯えて、苦しみながら、HPを減らしながら、挨拶している人間がいることを。世の中、あなたのように平気で挨拶できる人間ばかりではないのだ。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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