礼儀作法は排他的なものである
「マナー」というと「エチケット」と対比されて説明されます。「エチケット」が目の前にいる相手を不快にさせないためのものであるのに対して「マナー」は社会のためにあるものだと。 ただ単に不快にさせないことを目的とするなら所作の自由度は高いのですが、特定の所作だけが許容されるのは社会のためということです。 窮屈さ、煩わしさを説明できていないように思います。
礼儀作法という概念事体の特性を誤認しているとまでは言わないまでも、手放しで称揚するものではありません。
ジェイン・ジェイコブズ『