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【死に際の選曲】
八子は今日、さっそく老眼鏡をつくりに出かけた。
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八子は昔、原因不明の斜視を患ってからは乱視だ。
視界がこのようにボヤける。
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全て完璧な注文をし家に帰宅すると自宅のドアが開かない。
夫は愛犬達と外出中…
困った八子は親しい友人に電話するも友人は何故か新宿で米を配っていると言う。
(仕方がない。自分が人生で最も頼りにしてきた人物に電話をしよう)と八子は電話をするも繋がらない。
何度も何度もかけ、ようやく電話が繋がり到着まで少し時間がかかると言われたが八子は待つことに。
すると、何処からともなく懐かしいレコードの音が聴こえる。
レコードは繰り返し同じ曲がめぐる。
そして遂に待ち人が来た!と、同時に八子の夫も帰宅する。
「帰ろうか?」と待ち人。
「帰らないで!!」と八子。
すると八子の夫が家の扉を開けようとするが何故か開かない…。
そこで八子と待ち人が力任せに思い切り扉を開くと物凄い大量の水が凄まじい勢いで八子と待ち人を飲み込んだ…
八子は水を吸い、飲み込みながら繰り返し鳴り響くレコードに自分の人生の終わりを感じた。
https://youtube.com/watch?v=sa0ycTsNUW8&feature=shared