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日本を支えるお母さん

数々の優れたドキュメンタリー作品で
知られるいせフィルムの英語字幕制作を
ずいぶんさせて頂いています。

『やさしくなあに』は、伊勢真一監督が
姪の奈緒ちゃんを35年撮り続けた
集大成とも言える作品です。

てんかんと知的ハンディキャップを
あわせ持つ少女・奈緒ちゃんの成長と
彼女の家族を追ったドキュメンタリーで
奈緒ちゃんの伯父でもある伊勢監督が
彼女が8歳のお正月から毎年お正月に
一家を訪ねて撮り続けた記録です。

35年の歳月が流れるうちには
一家にも様々な変化がありました。
小学生だった奈緒ちゃんも
40歳を過ぎ、グループホームで
暮らしています。

奈緒ちゃんは、相変わらず明るく
マイペース、喧嘩をしている友達には
「やさしくなあにって言いなくちゃ」と
仲裁に入ります。

奈緒ちゃんが自分らしく生きてこられたのは
みんな優しくてしっかり者のお母さんが
一家の中心にいたからではないかと思う。
きちんとした頼りになるお母さん。
日本はそんな沢山のお母さん達に
支えられているんじゃないだろうか。
字幕翻訳した夫が言った言葉。

私も妙に納得しました。
そんな奈緒ちゃんのお母さんは
これからは、ご自分のために
過ごす時間を楽しまれることを
願っています。


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