
「環境を変える」他者比較の沼から脱出する方法がある、という話
他者比較の沼でもがき苦しんでいる人へ
大丈夫。
あなたはすでに価値がある
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「環境を変える」
他者比較の沼から脱出する方法
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小学校時代、夢中になったのが少年野球。
友達に誘われて入ったチーム。
それまで公園でおもちゃバットとゴムボールでやっていたお遊び野球から、金属バットと軟球でやる野球に変わった。
俄然、夢中になった。
毎日練習に参加した。
全く疲れないし、楽しくて仕方ない。
みるみる上達した。
20番。
誘ってくれた友達を差し置き、初めて背番号をもらった。
6年生でショートでレギュラー。
町内大会でも優勝。
県大会でも町内チーム初勝利を決めた試合でサヨナラヒットを放った。
最高だった。
私は自信満々だった。
ただ、6年生で身長は135cm。
まだそのことがもたらす葛藤の日々が来るなど、知る由もなかった。
中学では当然野球部。
そこから歯車が狂っていく。
身体は小さいまま。
周りはぐんぐん大きくなっていく。
持ち味だったスピードも
体力差とパワー差のなかでみるみる埋もれていく。
レギュラーとホケツ。
私はホケツの苦味を味わい続けることになる。
明確に分けられるホケツ組
練習メニューも違う。
バッティングも飛ばなくなった。
遠投も伸びない。
試合では声出しとお茶汲み。
ホケツの格差。
毎日味わう劣等感。
今になって思う。
この時、間違いなく
「他者比較の沼」に溺れていた。
もはや、野球部に居ながら
野球をやってない。
野球は好きなのに、野球部は嫌い。
段々と野球を諦めていく自分
かつての自信は、劣等感に変わり
かつての楽しさは、苦しさになっていた。
あんなに好きだった野球が
今では乾燥し無機質なモノになってしまった
悔しさと虚しさ。
ほんとに辛かった。
他者比較の沼は本当に深かった。
、、、プツン。
もうダメだ。
僕はもうレギュラーにはなれない。
顧問の先生の言葉も信用できない。
部活の仲間もなんだか遠い存在に感じた。
圧倒的な敗北感。
決定的な劣等感。
最後の夏の大会。
敗戦が決まり、部活が終わった瞬間。
私はひとり冷めていた。
本当に腐っていた。
中学野球部。
私にとって最悪な黒歴史。
もう二度と野球なんかやらない。
気がつけば
他者比較の沼に溺れていた
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苦しかった葛藤の中学時代。
それが一瞬で解放される時が急に来た。
高校入学
そう、高校という全く違う環境で
それまでの鬱屈した空気は全く消えた。
新しい仲間
新しい環境
新しい希望
真っさらな毎日。
気がつけば、夢中の毎日。
楽しくて、がむしゃらな
最高な時間を過ごしていた。
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この経験から言えることは、
「環境が変われば、自分は変われる」
ってこと
比較してきたフィールドが変われば
自己評価も変わるってこと。
他者比較の沼も脱出できるってこと。
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いま思うこと。
これは本当の意味での他者比較からの脱出ではないってこと。
本当の解放は
比較する対象は「過去の自分」であると
確信することなんだけど
まだこの時の自分はわからなかった。
でもいいんだ。
他者比較の沼で息もできないくらいの
苦しみを味わい続けるくらいなら
環境を変えるだけで
その苦しみが柔らかくなり
一瞬でも救われる時間帯が生まれるなら
それもアリ。
もう一回息を整えて
充電したら
またチャレンジできるから。
他者比較の沼から本当の脱出が
できる時が必ず来るから。
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将来、必ず来る。
他者比較の沼から脱出して、
過去の自分と比較することが
出来るようになる日々。
自分の成長を実感することが
楽しくて仕方なくなる毎日が
必ず来る。
だから、自分の将来を
ワクワクしてください。
めちゃくちゃ楽しみにしてください。
少なくとも
私はそういう人を一人でも多く
増やしていきたい。
中学3年のあの夏に辞めると誓った野球。
それから10年後にまた始めた野球。
気がつけば、
25年経った今でも続けています。
腐っていたあの頃
こんな自分に出会えるなんて思わなかった。
こんな奴でも
こうなれるんだから。
あなたは必ず大丈夫だよ!!
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あなたはすでに価値がある
どうしてもそれを伝えたい。
私がコーチになる理由はここある。