高野山での特別な体験:息子とカナダからのお客様を迎えて
11月3日、和歌山県の高野山に行ってきました。スタッフのカナダ人の友人を案内するためです。その日は「錦秋のお練り法会」が行われており、一年の「疫病退散」「無病息災」を祈って、僧侶たちが紅葉に彩られた蛇腹道を散華しながら歩く姿が印象的でした。
私は高野山で生まれ育ち、家族で年に1、2回登るため「高野山の初心者ではない」と言えますが(笑)、今回はカナダからのお客様をお迎えする特別な機会。そこで、息子にとっても良い経験になると思い、彼に案内を任せてみました。
息子は幼い頃から英会話を続けてきましたが、海外旅行はコロナの影響で高校生になってからは香港に1度行ったのみです。実際に海外の方に日本文化を説明するのは初めてで、1週間前から高野山について調べ、英語で案内できるように準備をしていました。異なる文化を理解しながら案内することは学校ではなかなか体験できないことで、将来を考える上でも大きな学びになるのではと期待していました。
数時間の案内でしたが、息子にとっては特別な体験になったようです。学校や本では学べない生きた経験ができ、16歳でこうした体験ができるのは本当に貴重だと感じます。私自身も、息子が努力して学ぶ姿を見て、改めて多くのことを学ばせてもらいました。
人との関わりから得られる学びの大切さを改めて実感した一日。大切な人たちと共に過ごす時間が、また新たな成長を促してくれるのだと感じています。