アルバイト先での娘のエピソード
上の娘の話をさせてください。
うちの娘は大学生で、今ある有名なビジネスホテルのフロントでアルバイトをしているのですが、風体は今どきの若者には程遠い感じの娘です。
その娘からお昼にLINEがきました。
『今日バイト終わってから9:00すぎるけど電話してもいい?』とのこと。
この3年間そんなことを言ってきたことがないのでびっくりしました。なんかあったのか返信したのですがバイト中のため返信なし。バイト終わりの9:00過ぎに今から電話するというLINEが来ました。
娘がきいてほしいかったことは、おなじ職場の人のこと。娘が21:00までしかシフトをはいらないようにしていることで自分勝手だから、シフトを減らされてしまうという忠告だったらしいです。そこだけを聞いたら、怒るのはおかしいと思ったのですが、娘は激怒りしているんです。
その時に感じたことは三つ。
一つ目は、感情が高ぶっていたら支離滅裂になり、伝えたいことが全然話す相手に伝わらないということです。怒っていることだけがクローズアップされてしまいます。実際私も娘の話をきいて、納得するまでに時間がかかりました。
二つ目は、相手のためを思っていったことにしたとしても、自分の利益に直結することは避けた方がいいと思います。娘の職場は10時までのシフトスタッフが少なかったらしいです。娘にシフトを減らされるよと忠告した人も、10時までのシフトにあまり入りたくなかったらしいのです。こうなるといくら相手のためと言っても自分の都合だと誤解されてしまいます。それならいっそ、シフトが困っていることを明確にした方がいいと思います。わざわざあなたのためだけというのは、無理があると思いました。
三つ目は、日々誠実にしていたら、助けてくれる人がいるんだなと思いました。娘は怒りまくりながらも、シフトの調整をしている支配人に電話して、「私も10時まで入れるようになりました」と連絡したらしいです。娘は支配人から助かると言ってもらえたことに喜んでいました。
結局普段からスタッフにどう思われているかですよね。
これはよくある風景だと思います。娘には、学生だから今までは他の人より優遇されていたのかもしれないということと、世の中は生まれながらに理不尽だと伝えておきました。
ちなみに…
その後、娘に忠告してくれた人は、みんなに自販機のコーヒーをおごったらしいです。なぜですかね?