たくさんの人を助けるために
息子との話の中で感じたことを書きたいと思います。
息子が小学2年生の時、「お医者さんになって、たくさんの人を助けたいから塾に行かせて」と言ってきました。もちろん、彼の希望を尊重し、小学2年生から塾に通わせてきました。
今、息子は高校1年生です。先日、大学進学についての第一回目の個人懇談があり、本格的に大学受験を考える時期となりました。息子と二人で、これからの進路について真剣に話し合いました。
私は彼に「本当に医学部に行きたいの?」と尋ねました。すると彼は「実はわからない。たくさんの人を助けるために医者がいいのか、それとも別の職業がいいのか」と答えました。
私はずっと彼が「医者になりたい」と思っているのだと思っていました。しかし、彼の本当の願いは「たくさんの人を助けられる人になりたい」ことだったのです。今、彼はどうすれば多くの人を助けられるような人になれるかを考えているようです。
私たちは、目的と手段を混同しがちです。しかし、目的を達成するための手段を見失ってはいけません。間違えても手段そのものが目的になってしまうことがないように。
息子にまた大切なことを教えられました。