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「家に帰りたくない…」と思ったこと、ありますか?
仕事が終わると、本来なら「やっと帰れる!」とホッとするはずなのに、なぜか気が重い。
「もう少し時間をつぶしてから帰ろうかな…」
と、つい居酒屋やネットカフェに寄り道する。
家族が寝静まるのを見計らって帰るのが習慣になり、ついにはカプセルホテルやビジネスホテルに泊まるようになる。
そんな 「帰宅拒否症」 に陥る人が増えているらしい。
実は、昔の自分もそうだった。
仕事終わりにコンビニの駐車場でぼーっとしたり、わざと終電ギリギリまで飲んだり。
「家に帰りたくない」と言うと、家庭を持っていない友人からは「マジで? 家が一番落ち着くだろ」と驚かれた。
でも、その時の自分にとっては
「家に帰る=ストレス」 だった。
なぜか?
仕事が忙しくて一人時間がなかったのもあるが、
大きな原因は
「家の雰囲気」 と 「パートナーとの関係」
「こんな相手と一緒にいるのは正直しんどい」
そう思われる特徴を、自分の経験も交えながら挙げてみる。
相手をコントロールしようとする
当時の自分は、家に帰るとまず「ダメ出しタイム」が待っていた。
「なんでそんな服着てるの?」
「お酒飲んできたの? 何杯? 誰と?」
「明日休みなのに、なんで帰り遅いの?」
最初は真面目に答えていたが、次第に「またか…」とうんざりするようになった。
自由のない家は、ただの監獄だ。
そう感じた瞬間から、家に帰るのが苦痛になった。
何でも勝ち負けで考える
意見を言うたびに、全力で論破される。
「いや、それは違うよ。〇〇の方が正しいでしょ?」
「なんでそう思うの? その根拠は?」
もう家では気を抜きたいのに、まるで仕事の会議みたい。
「負けを認める=自分の価値が下がる」と思っているのか、とにかく相手を言い負かさないと気が済まない。
何を言っても「それは違う」「私の方が正しい」と言われ続けると、
「もう何も話したくない」
「顔を合わせたくない」
そんな気持ちになっていく…
「どうせ私なんて…」が口癖
「どうせ私なんて…」
「私には何の価値もない」
「〇〇さんの奥さん(旦那)は素敵なのに、私は…」
最初は「そんなことないよ」と励ましていたけれど、
毎日毎日、自己否定のオンパレードになると、こちらのメンタルも削られる。
「一緒にいると気持ちが沈む」
これほど家に帰る気をなくすものはない。
挨拶や感謝がない
ある日、家に帰ったら、何の反応もない。
「ただいま」
……シーン。
食事をしても無言、何かを手伝っても「ありがとう」の一言もなし。
家の中はまるで冷えきったオフィスみたい。
「この家、私がいてもいなくても同じじゃない?」
そう思った瞬間、心がスーッと冷えていく。
依存しすぎる
「ねぇ、どうすればいい?」
「これ決めてくれる?」
「今度の旅行の計画、お願いね」
最初は「頼られてるな」と思っていた。
でも、次第に 「何もかも自分が決めなきゃいけないのか…」 と重くなる。
ある時、「もう勝手にしてくれ!」と口にしてしまい、険悪な雰囲気になったことがある。
でも正直、それが本音だった。
逆に、自立しすぎて頼らない
逆パターンもある。
すべて一人で決めてしまい、こちらには事後報告。
「〇〇買っといたから」
「子どもの学校、この私立に決めたよ」
「今度の旅行、もう予約したよ」
相談もないまま、家のことがどんどん決まっていく。
最初は「しっかりしてるな」と思っていたが、
次第に 「私って、この家に必要なのか?」 という気持ちが強くなっていった。
結局、大事なのはバランス
「頼る」「頼られる」
「話す」「聞く」
「認める」「受け入れる」
どちらか一方に偏ると、家庭のバランスは崩れる。
「おはよう」「おかえり」「ありがとう」
そんな当たり前の言葉が、家の温度を決める。
もし「家に帰りたくない」と思うことがあるなら、
何かがズレているサインかもしれない。
家は、ホッとできる場所でありたいですね。