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教えるだけじゃない、育てることの重要性
私は長年、理容師として働いてきましたが、その中で強く感じているのは、技術を教えるだけでは本当に良い理容師は育たないということです。
カットの仕方やシェービングのテクニックを伝えるのはもちろん大事ですが、それだけでは一人前にはなりません。
「教える」とは、知識や技術を相手に伝えること。
でも「育てる」というのは、その人が自分の力で成長し、プロフェッショナルとしての意識を持って仕事に取り組めるようにサポートすることだと思っています。
理美容業界における「育てる」ことの難しさ
理容師(美容師)の仕事では、新人や後輩に技術を教える場面がよくあります。
ただ、教えるだけで終わってしまうケースも少なくありません。
例えば、カットの技術は教わったけど、なぜその技術が大切なのか、どうしてそれが必要なのかを自ら考え、自分のものにする力を身につけるのは簡単ではありません。
技術は伝えられますが、その技術をどう活かすか、どう成長していくかはその人次第。
だからこそ、「育てる」ためには、忍耐強くサポートする必要があるのです。
良い理美容師を育てるために
理容師(美容師)として成長するためには、技術を教えるだけでなく、その背景にある考え方や価値観を伝えることが大切です。
例えば、単に髪を切るだけではなく、お客様がどんなスタイルを求めているのか、どうすればもっと喜んでもらえるのかを自ら考える力を育てること。
そのためには、日々の接客を通じて、実際に自分で考え、行動し、失敗から学ぶ経験を積ませることが大切です。
理美容師に求められる「情熱」と「心」
「情熱」とは、長期間にわたって仕事に対する熱意を持ち続ける力のことです。
理美容業界でも、お客様への思い入れや仕事への意義が、情熱を支えます。
情熱があるかどうかは「スピード(時間)」で測ることができると考えています。
仕事が遅く、後手に回るようでは情熱があるとは言えません。
逆に、スピーディに仕事をこなすことで脳が活性化し、結果的に情熱が生まれることもあります。
まずはスピード感を持って行動することが大切なことだと思います。
私は常に、情熱を持って仕事に取り組む理容師、美容師を育てたいと思っています。
ここで言う情熱とは、ただ一生懸命に働くということだけではなく、自らの価値観を持ち、自分の仕事に意義を見出し、挑戦し続ける力のことです。
「情熱理美容師」を育てることこそ、私たちの業界にとって非常に重要だと考えています。
情熱は「教える」ことはできません。
ただし、情熱を持つためのきっかけやヒントを与え、気づきを促すことはできます。
最後に
「育てる」ということは、本当に難しいです。
頭では理解しているのに、感情のコントロールや言葉の一つでも変わってきます。
めんどくさいなぁ〜と思うことも多々あります。
私自身感情が出やすい方ので、このようなブログなど言葉より文字の方がうまく伝えれるんじゃないかと今も模索中です。
理容師(美容師)として、技術を教えることは重要ですが、それだけでは本当に良い理容師(美容師)は育ちません。
その人が自分で考え、行動し、成長していくためのサポートを忘れずに行うことが大切です。
皆さんも、ぜひ自分のサロンで「どんな理容師、美容師に育ってほしいのか」を考え、そのためにどんなアプローチが必要かを考えてみてください。
教えるだけでなく、育てるという視点を持つことが、理美容業界全体の未来を豊かにする鍵だと信じています。
↑こんなブログも書いているので、参考になればと思います。