美容系テナントに求められる“顧客が本当に望む条件
こんにちは
agent-matsukuraです
先日、妻と一緒にコストコへ買い物に出かけてきました。
毎回思うことですが、どうしてあんなにも買いすぎてしまうのでしょう…。空っぽだったカートが、気づけば山盛りに。
最初は「今日は必要なものだけ買おう」と
心に決めていたはずなのに、店内の工夫された
陳列や魅力的な商品を見ると、ついつい手が伸びてしまいます。
結局、「これも便利そう」「あれも使いそう」と言いながら、
楽しんで買い物をしている自分がいるのですが、
レジを通るときの支払額にちょっと青ざめたりして…💦
買い物ひとつ取っても、私たちはいつも
「選ぶ」という行動をしていますよね。
そんな「選ぶ」行動が、仕事にもつながるなあと
感じる出来事がありました。本日は、
美容系のテナントをお探しのお客様とのやり取りから学んだ
店舗選びのポイントについてお話ししたいと思います。
美容系テナント選びにおける「立地」と「顧客視点」の重要性
不動産業では、店舗物件を提案する際に
「駅からの距離」や「人通りの多さ」が
重要視されることが一般的です。
実際、これらの条件は多くの業種で売上や
集客力に直結するため、優先的に検討されるべき要素です。
しかし、今回、美容系のテナントを
お探しのお客様とのやり取りを通じて、
必ずしも「立地」が最優先事項ではない
ケースがあることを学びました。
お客様の声やその先にいる店舗利用者の
視点を取り入れることで、これまでの固定観念を見直し、
新たな提案の方向性が見えてきました。
以下に、美容系テナントにおける具体的なポイントをまとめます。
1. 立地よりも「店舗のキレイさ」と「外観」が重視される
美容系テナントを利用する顧客にとって、
最も重要なのは店舗の外観や内装の美しさだといいます。
これは、美容系サービスが「リラックス」や
「特別感」を提供するものであり、物理的な立地以上に、
視覚的な印象や空間そのものが体験価値を大きく左右するためです。
たとえば、駅から近く、アクセスが便利な店舗であっても、
外観が古びていたり内装が清潔感を欠いていたりすると、
顧客は足を運びにくくなります。
一方で、駅から多少離れていても、
洗練されたデザインと快適な空間が確保されていれば、
顧客はその距離を苦に感じないことが多いのです。
このように、美容系テナントでは
「立地以上に店舗の魅力を演出できているか」が、
顧客の来店動機に大きな影響を与えるといえます。
2. 駅からの距離が多少あっても問題ない理由
従来、不動産業界では「駅近物件」が
高い価値を持つとされ、テナント提案でも
重視される要素です。
しかし、美容系テナントでは、
駅からの距離が多少離れていても問題視されない場合が
多いという新たな発見がありました。
お客様によると、店舗利用者は
リラックスできる空間を求めており、
駅周辺の喧騒から離れた場所をむしろ好む傾向があります。
また、美容系サービスを利用する顧客層は目的意識が高く、
多少の距離や移動時間を許容することが一般的です。
さらに、車でのアクセスが容易であれば、
駅近よりも静かで落ち着いたエリアの方が
選ばれる可能性も高いとのことでした。
こうした点から、美容系テナントにおける
「立地」の重要性は、他業種とは異なる視点で
捉える必要があるといえます。
3. 紹介や口コミの影響力
また、美容系テナントの選択には、
紹介や口コミが大きな影響力を持つことが分かりました。
知人や友人からの紹介、あるいはオンラインレビューを
参考に店舗を選ぶ顧客が多いという事実は、
サービスの質や接客態度といった「体験価値」が
業種の成否を大きく左右することを示しています。
これは、立地や物件条件以上に、
店舗運営者が顧客との信頼関係を構築し、
その評判を口コミで広げていくことが重要であることを意味します。
立地条件が多少不利であっても、サービスの評判や
運営の工夫によって十分にカバーできるのです。
不動産業者としての新たな提案アプローチ
これらの意見を基にすると、不動産業者が
美容系テナントを提案する際には、
従来の「駅近」「人通りの多さ」といった条件に加え、
以下のようなポイントを考慮する必要が浮き彫りとなりました
店舗の外観や内装の質に着目し、清潔感やデザイン性を重視する。
駅から離れた立地でも、顧客層に適した雰囲気を提供できるかを見極める。
口コミや紹介が集まりやすい仕組みを持つ店舗運営者との連携を促進する。
美容系テナントにおける「立地」の定義は、
従来の交通利便性だけでなく、
「顧客の期待に応える空間」であるかどうかにシフトしています。
結論
美容系テナントの選定においては、
不動産業者としての視点だけでなく、
利用者視点を深く理解することが重要です。
今回のケースから、立地条件に対する固定観念を見直し、
新たな基準で提案を行う必要性を強く感じました。
今後も、お客様や利用者の声に耳を傾けながら、
柔軟で実効性のある提案を目指していきます。
不動産業者として、各業種の特性に合った
価値を提供し続けたいと思います。
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