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不動産購入時に気をつけるべきポイント②土地購入編
こんにちは
agent-matsukuraです
前回に引き続き、トラブル回避のためのポイントを
共有させていただきたいと思います
④ 電柱移設について
土地を購入する際、立地や環境はお客様の判断にお任せしますが、駐車場の配置や車の出し入れを考慮する際に、電柱の位置が障害にならないかを確認することが重要です。
電柱の移設は、NTTや電力会社へ問い合わせをし、手続きを進める必要があります。ただし、必ずしも希望の場所へ移動できるとは限りません。土地所有者の同意が必要であるのはもちろんですが、近年では近隣住民の同意も求められるケースがあります。
近隣の方からは、「工事中に電気が使えなくなるのが困る」「工事車両の駐車が迷惑」といった理由で、移設に協力してもらえないこともあります。個人的には「お互い様」という意識を持っていただきたいところですが、工事担当者も近隣トラブルを避けたいという事情があり、事前に承諾を取るよう求められることがあります。
⑤ 道路面や隣地との高低差について
土地に高低差がある場合、傾斜地や法地(のりち)に該当すると建築が難しく、平坦地にするための造成工事が必要となるケースがあります。
ただし、造成費用は現地調査や見積もりを行わなければ正確な金額が分かりません。また、法律上の規制が影響する可能性もあるため、事前に確認することが不可欠です。
⑥ 隣地に擁壁がある場合の雨水の流れについて
隣地に擁壁がある場合、その擁壁には水抜き穴が設けられていることが一般的です。その穴から流れ出る雨水がどこへ排水されているのか、購入前に確認しておくことが重要です。
購入後に「隣地の雨水が自分の敷地へ流れ込むのは困る」と感じる方も少なくありません。対策が難しい場合は、隣地の方と事前に協議し、同意書を取り交わしておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
⑦地盤について
建築するメーカーによって基礎工事の方法は異なりますが、重い建物を支えるための固い岩盤層がどの深さにあるのか、地盤の強度は十分か、といった点は重要な確認事項です。
各メーカーでも地盤調査を行い、必要な対策を講じてくれますが、地盤の状態によっては補強工事が必要となる場合があります。その際、追加費用が発生することもありますので、事前に理解しておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
土地取引で実際に起こったトラブルをもとに、注意喚起の意味を込めてまとめました。今後も、トラブルにつながりそうな事例があれば、随時整理し、共有していきたいと思います。
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