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「不動産屋は価格交渉が得意」って本当?

こんにちは
agent-matsukuraです。

テレビで大雪のニュースが流れると、朝から子どもたちが「雪のあるところに行きた~い!」と大はしゃぎ。しかし、いざ学校へ行く時間になり玄関を開けると、「あかん、寒すぎる…出たくない」と急に弱気に。そんなときの妻の表情が、今でも忘れられません……(笑)。

さて、本日は「不動産売買のあるある」として、価格交渉の実態について、私の経験を交えてお話しします。


「不動産屋は価格交渉が得意」って本当?

初めて不動産を購入する方から、よくこんな声を聞きます。

  • 「不動産屋は価格交渉して、めちゃくちゃいい条件で不動産を買ったりしてそう。」

  • 「騙されそうだから、なんか信用できない……。」

確かに、不動産の価格交渉は重要な要素ですが、実際に価格を決めるのは「売主様」です。
売主様には大きく分けて 個人の方法人(業者) の2パターンがあります。


法人売主の場合

日常的に不動産を仕入れて販売している法人様は
「相場」 を基準に価格を決めることが多く、価格交渉の余地はあるものの、極端な値引きは難しいことが一般的です。


個人売主の場合

個人の売主様は、周囲の意見や他社の査定を参考にしながら価格を決めます。
しかし、ここでよくあるのが以下のケース。

  • 「○○不動産はもっと高い金額を言ってたぞ!」

  • 「もっと高く売れるはずや!」

  • 「査定額だけ聞ければいいから、話はそれで終わり!」

こんなふうに、相場を無視して「高い査定を出してくれる会社」ばかりを求めてしまうと、不動産が売れずに長期間市場に残り続ける という状況に陥ることがあります。


「高い査定額を提示 → 売れずに価格を下げる」の悪循環

最近の不動産市場では、最初に高めの価格を提示して、後から値下げ交渉をするケースが増えています。
特に 大手不動産会社 ほど、この手法を使うことが多い印象です。

  • 最初は「高く売れますよ!」と言って売主の気を引く。

  • 実際に売り出してみると、なかなか売れない。

  • 「少しずつ価格を下げましょう」と言われる。

  • 結局、相場より安くしないと売れなくなる……。

このように 「高く売れる」と期待を持たせて、結局は値下げする」 という流れが繰り返されることがあるように思います。

そして、「この担当者は信用できない!」 となり、他の不動産会社へ変更。
しかし、新しい会社でも同じような流れになり、何度も会社を変えるうちに時間だけが過ぎてしまう……。
この “価格の迷走” に陥っている物件が、最近少しずつ見受けられるような印象です。


本当に大事なのは「適正価格を見極める力」

不動産売買は、「どの会社が一番高い査定を出すか」 ではなく、
「実際に売れる価格を的確に判断できるか」 が重要です。

私も営業の立場なので、売主様に「高く売れますよ!」と言いたくなる気持ちはわかります。
ですが、無責任に高い価格を提示したところで、最終的に売れなければ意味がありません。

「適正価格で売却できる戦略」を考えることこそ、不動産仲介の本質だと思います。


まとめ

✅ 不動産の価格を決めるのは「売主様」
✅ 法人売主は相場を重視する傾向有
✅ 「高く売れる」と言われても、実際に売れるとは限らない
✅ 大事なのは「適正価格を見極め、売却までの戦略を立てること」

不動産売買を成功させるためには、「現実的な視点」と「正しい情報」が不可欠です。
「高い査定額」に惑わされず、売れる価格で売るための戦略 をしっかり考えることが大切ですね。

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