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ネットでは得られない不動産情報のリアル
こんにちは
agent-matsukuraです。
先日、電車に乗っていたときの出来事です。立ちながら単語帳を読んでいる男子学生が、電車の揺れで私の足を踏んでしまいました。すぐに「本当にごめんなさい」と謝られたので、「私は大丈夫だけど、君こそ大丈夫?」と声をかけると、「ありがとうございます、私は大丈夫です」と礼儀正しく返事をしてくれました。「受験頑張ってね」と伝えると、彼は少しはにかみながら「はい…ありがとうございます」と答えてくれました。しかし、その後ふと考えてしまいました。もしかして彼は受験生ではなく高校2年生だったのでは…?と。とはいえ、心の中では「頑張れ!」と全力で応援していました。
さて、本日は不動産業界の“あるある”についてお話ししたいと思います。不動産情報はインターネット上で手に入るものも多いですが、実は現地に足を運ばなければ得られない情報も少なくありません。
私の友人が最近、不動産を探しており、希望エリアの不動産会社を訪問しました。その会社とは以前に何度か取引のある業者だったため、まずは近況報告をし、その後「実は○○エリアで物件を探しているのですが…」と相談しました。すると、担当者の方から「実はこんな物件があるんですよ」と、ネットにもレインズにも掲載されていない物件情報を教えてもらったのです。
今の時代、不動産会社が所有する物件の多くは、インターネットを活用して集客・販売するのが一般的になっています。しかし、その物件については「ネットに掲載すると、さまざまな規制があるため、来店されたお客様にのみご紹介している」とのことでした。
確かに、インターネットに掲載すれば多くの方に情報を届けることができますが、問い合わせの際に偽名を使う人や、メールアドレスを記載していても返信がない人が増えているのが現状です。こうした状況の中で、貴重な情報が意図せぬ形で拡散し、結果としてその情報の鮮度が落ちてしまうことも少なくありません。
ネット上の情報にももちろん良い物件はたくさんありますが、一部の法人や不動産会社は、情報の管理を徹底するため、あえてネット掲載を控えています。こうした会社では、信頼できるお客様に限定して物件を紹介するため、結果的にスムーズな取引が実現しやすくなっているそうです。
インターネットが普及した今、不動産探しもオンライン中心になりつつあります。しかし、最終的に売買契約を成立させるには、人と人との信頼関係が不可欠です。ネットだけでなく、実際に足を運び、信頼できる業者とコミュニケーションを取ることで、より良い物件に出会える可能性が広がります。
結局のところ、不動産取引は“人”が介在することで成り立っています。だからこそ、オンライン情報に頼りすぎず、リアルなつながりを大切にすることが、良い物件との出会いにつながるのかもしれません。
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