過剰検査と過剰診療(多分No.1)
病気を数値化
現代医療が進歩し続ける中で、私たちの健康を守るための検査や治療がますます高度化しています。
しかし、その裏側には見過ごせない問題が潜んでいます。
それが過剰診療です。
特に、病気を数値で表すための検査が増える一方で、患者本人の感覚や経験が軽視されるケースが見受けられます。
患者の感覚を無視
病気を数値で捉えることは、医師にとっては重要な手段です。
数値は客観的で、診断の精度を高めるための貴重な情報源となります。
しかし、患者の感覚を無視してまで行われる検査が本当に必要なのか、疑問を抱かざるを得ません。
患者の訴える症状や体験も、治療の一環として大切にされるべきです。
単に数値に頼るだけでは、見落とされる重要な側面があるかもしれません。
患者に検査を強いる医療体制
さらに、過剰な検査を強いることが患者の人権を侵害していると感じることもあります。
患者が不必要と感じる検査を受けさせられることは、心理的な負担だけでなく、プライバシーの侵害やストレスの増大につながります。
患者は医師に信頼を寄せる一方で、その信頼が試される瞬間でもあります。
税金のムダ遣い
このような過剰診療には、私たちの税金が使われていることを忘れてはなりません。
医師たちは、過剰な検査に費やされる税金について、どのように考えているのでしょうか。
医療の質を高めるためには、必要な検査を行うことが不可欠ですが、それが本当に必要であるかどうかの判断が求められます。
医師は患者と対話し、その検査がどのように役立つか、また不要な場合にはどうするべきかを明確に説明する責任があります。
まとめ
過剰診療の問題は、医師と患者の信頼関係に影響を与える重要なテーマです。
私たち一人一人が自分の健康に対して責任を持ち、医師との対話を通じて最良の治療を選択する姿勢が求められています。
数値だけに頼らず、患者の声に耳を傾けることが、より良い医療の実現につながるでしょう。
プラスα 笑い話みたい、なホントの話
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