奥村土牛 〜山種美術館〜
広尾にある日本画専門の山種美術館に行ってきました^^
〜山種美術館の創立者である山﨑種二が愛した日本画の巨匠第2弾〜
奥村土牛
山﨑種二氏と土牛の親交は深く、山﨑氏は土牛の才能を見出し、支援し、長きにわたって家族ぐるみの交際があったそうです。
土牛は、38歳で院展初入選と遅咲きだったそうです。
しかし、40代半ばから名声を高め、101歳に及ぶ生涯を通じて制作に取り組んだそうです。
作品に取り組む姿をうつした写真が何点かあったのですが、
晩年も精力的に取り組んでいて、作品へのひたむきさ・情熱などを感じました。すごいです!!
『死ぬまで初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい』
『芸術に感性はあり得ない』
『どこまで大きく未完成で終わるかである』
これらの言葉は土牛が語っていたという言葉です。しみます!!
「兎」: こちらは唯一写真撮影が可能な作品です。
うさぎのやわらかさが伝わります♫
そして、白・灰色などの色使いは本当に絶妙で見入ってしまいました。
「鳴門」
(パンフレットより)
この作品の下絵の段階の、船の上でのエピソードが本当に興味深かったです。間近で渦を見たかった土牛は、海に落ちそうになるのを防ぐため、奥様に帯をぎゅっとつかんでいてもらったとか。それほど、のめり込んでいたのですね。
なんとも言えない海の緑の色合い、渦の白が素晴らしく、近くにあった椅子に座って、しばらく堪能しました!!
「奥村土牛から山﨑種ニ宛書簡(牛)
(パンフレットより)
書簡です。
本当に親交の深さを伺えるものです。
作品ではない、プライベートな『書簡』の展示は、とても貴重です。
こちらの美術館に来ると、本当にじっくりゆっくりと日本画を楽しめるます。勉強にもなりますし、心が落ち着くのを感じます^^
帰り際に、入り口近くのカフェでお茶をいただいて帰りました♫
また行きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。