再訪 ゴッホ展 〜収集家へレーネの魅力とゴッホ作品〜
先日、東京都美術館で開催されているゴッホ展に再び行ってきました!
(パンフレットを撮影しました)
今回は、午前中の一番早い時間帯(午前中)を予約してみました。
やはり、お昼前後だった前回よりはお客さんが少し少なかったです。でも、相変わらずの人気ぶりでした!すごいです。
今回は音声ガイドをお借りして、より鑑賞したいものに絞ってみました。
とにかくへレーネ・クレラー=ミュラーの生涯に興味があって、
*生い立ちは?
*どのような経緯で収集家になったの?
*ゴッホとの出会いは?など
音声ガイドや会場内にある説明書きなどをたよりに、鑑賞してみました。
時代的に、女性が積極的に絵画の収集をしたり、自分のコレクションの美術館を作ることを夢見ることなど、本当に困難なことも多かったと思います。
でも、まわりの人々や世界の流れをも変え得るほどのエネルギーと、先見の明を持った女性だったことは確かで、現代に生きる私たちに宝物のような数々の作品を残してくれた とてもすごくて、素晴らしい女性です。
比較的裕福な家庭に育ち、結婚相手も海運業で財を成したような人で、金銭的にとても恵まれていたことがわかりますが、女性であるという立場や時代背景、結婚後しばらくを経てご主人の事業がうまくいかなくなるなど、『好き』を追求する大いなる熱意があっても 大きな困難は へレーネのそこかしこにあったのだと充分推測できます。
それでも、ご自分の意思を守り通したへレーネの凄さは、本当に目に見張るものがあります!
ゴッホ作品の購入を始めたのはゴッホの死後1年後くらいからで、すぐにゴッホの魅力に取り憑かれ、世界一のゴッホコレクターと呼ばれるまでになります。
美術や収集の手解きをしてもらった師匠的存在のブレマーの教え通りに収集した作品、ブレマーの反対を押し切ってでも買い求めた作品(へレーネ、すごい!!)など、ゴッホ作品以外にも、魅力あるものばかりが展示してあります。
ラトゥールの『静物(プリムローズ、洋梨、ざくろ)』
↓
(図録から撮影しました)
前回鑑賞した時と同様、今回も長い時間 鑑賞しました。
背景の黒い部分や果物の色合い、本当に好きです。深い色わいがなんとも言えません。
なかなかお目にかかれないゴッホ作品もたくさんあります。
ゴッホの巣描の数々!画家になりたての頃の作品です。
なかなかこんなにたくさんの初期の作品を鑑賞する機会は珍しいのではないかと思います。
(図録より、作品の一部を撮影しました)
この当時は、農家の人たちの生活や様子を描くことに力を注いでいたといいます。
そして
『レモンの籠と瓶』
↓
(ミュージアムショップで購入したカードを撮影したもの)
こちらが、今回 一番印象に残ったものです。
音声ガイドで、へレーネがゴッホの作品の中でも気に入っている作品の一つと言っていました。
『これを飾って、その隣に 本物のレモンを置いてみたい』というへレーネの話が印象的で
早速 ミュージアムショップで大きめのカードを購入して額に入れて
その隣に本物のレモンを置いてみました^^ 楽しいです⤴️♪
12月12日まで開催されている、このゴッホ展。
あと何回行くことができるかな・・♡と考えています。
近いうちに、またぜひ行こうと思います。
今回も、本当にステキな時間を過ごせました^^/
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