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FF14ハウジング:静かな森の神殿(イベント感想含む)

11/1の22:00~11/3の23:59までの約2日間、初めての放置スタジオイベントを開催しました。本当にたくさんの方にご参加いただきました。改めて誠にありがとうございました。

イベントに使用したスタジオ「静かな森の神殿」の制作過程と、イベントの話、そして感想を色々と書いていきます。
※超長いので興味あるところだけ目次から飛んで読んでいただければ幸いです。


制作過程

制作のきっかけ

前のスタジオが図らずも多くの方の目に触れることになったので、次のスタジオはどうしようかなあと……思い悩んだかと思いきや、全く悩みませんでした。笑
全然関係ない試作をチマチマ作りながら、また、気になるスタジオ様を訪れてリフレッシュしながら、頭の中でこういう雰囲気のスタジオがいいなあと漠然とイメージを考えていました。

チマチマ作った試作の例1
チマチマ作った試作の例2

今回のスタジオの発想のベースとなったのはFCハウスの庭部分。

FCハウス

ポストにもあるように、ここの雰囲気を全面に出したスタジオを作るにはどうすればいいんだろうか…というところからどんどんイメージを膨らませていました。
と同時に、何よりも場所とギルが足りなくてしばらく作るのは不可能かなあと諦め半分でもいました。
それでも、他の試作を作りながらもやっぱり!どうしても!この区画をベースにしたスタジオが作りたいという気持ちが抑えられなかったので、いいや試作作っちゃおう!場所とギルは後から何とかする!と半ばノリでFCハウスの個室に試作を始めました。

試作中

初めて試作を作ったときのSSです。

試作
試作

日付見ると10/13とあったので、ちょうど半月前くらい。
もとのFCハウスの区画は緑とアイビーピラーとアーチが特徴的なので、大理石の神殿のようなイメージで、でも緑に覆われていて人があまり寄り付いていなさそうな…。
そういうイメージを持って家具を選んで配置していきました。
また「花と水と」で水と光の組み合わせの綺麗さを感じたので、それを全面に出したいなと。
この時は全面窓が西側(夕方ごろに光が強く入ってくる)、グリーンパーティション、フラワーパーティションと鉄格子の壁、そして天井を青空にしていたので、完成スタジオと比べるとより"外"感があります。

この当時から意識していたのは大きくて存在感のある家具を選ぶこと。360度のスタジオを作りたかったので、創作家具を作っている余裕がありませんでした。かつある程度の広さを持ったスタジオにしたかったので、スペースを埋めるには元から大きい家具を選ぶしかなかったのです。
それにはいつもなら頭を悩ませるもとになるヒュペルボレア・ベンチや、ピロソポス・ラウンドテーブルに大いに助けられました。笑

また、試作のSSを撮ってて、キャラクターが思ったよりも目立たないなということに気づきます。後ろの緑がうるさすぎる…

そこで壁をフリーパーティションにアーモロート・ウォールを張り付けることで大理石っぽいような…ちょっと違う石のような…そんな壁にしてグリーンパーティションを出してみました。

試作

これが結果的にすごく良くて、全面スタジオにしたときも壁はこれを基本的には使うことで作り上げました。ここでは場所によってグリーンパーティションが壁からはみ出す量を調整したら濃淡が少し生まれて変化を出せるな~と気づき、それは後のスタジオに活かされました。

試作

そして画面の右側はいったん撤去してより人工物多めな雰囲気にしてみました。ここでガーゴイルを思い出した自分の脳を褒めたい。笑
「何かいい感じの彫像はないか…高さがあってちょうどいい大きさで、この雰囲気に合っていて…。そういえば海外の教会とかにはガーゴイルとかあるな…FF14の家具にもあるのかな…」と調べるとあって。プレビューで置いたときに完璧すぎて一人でテンション上がっていました。
周りの頭骨もいい感じに置けて、頭骨に椅子も仕込めるし花も飾れそうだなということをここで確認できました。よかった!

ちなみに翌日に「そういえばガーゴイルって台座判定あるのかな…」と気になり
椅子を仕込んだところ座れました。めちゃくちゃ良い。

そしてここで少しハウジングモチベが低下します。なぜならFCハウスの個室で作っていたので設置数が足りなくて、全面の試作ができないから。
そしてモチベが低下しているときにほかのスタジオに遊びに行っていたら、皆様のスタジオがすごすぎて自信を勝手になくしていました。メンタルよわいね…。

当時個人宅を持っていなくて、抽選に落ち続けていたのですが…
運良くモチベが低下した直後の抽選で当選したので、モチベ低下を無視して、そのまま試作を撤収して個人宅にこもることになりました。

スタジオ 制作

本当は地下からの浮かせで大理石の床っぽいのを作りたかったのですが、個人宅を購入して早速大理石の家具を試すと、想像よりもブースから色味が浮いていることに気づきました。白すぎたのと綺麗すぎたのかも。
1階部分だとかなり手狭だということにも気が付き、地下に作成することに。この時はなんとなくの構想はあるけど、まだ全然家具の配置を考え切れていませんでした。

窓は最初西側で、試作では2列だったものを3列に変更。
配置仮決め中なので壁は張り替えていなくてそのまま使っていました。

そして家具の配置にものすごく悩みました。試作の段階からずっと悩んでいました。
このスタジオでどうしても使いたかった家具は「ピロソポス・ラウンドテーブル」「ガーゴイルの彫像」「ヒュペルボレア・ベンチ」そして「マーブル・インドアファウンテン」。
そしてすべてが同じ高さだと面白味に欠けると思ったので、どうしても高い場所を作りたい。
そうなると家具自体の高さを考慮しても浮かせるのは噴水だったのですが、入り口、噴水を浮かせる場所、3列窓…それらを考えてもどう配置するのが正解かわからず苦戦していました。

また、別の試みとして本当は部屋の中に橋を作りその下に水を通したかったのですが、どうやっても石か大理石の橋を作って水を通すことが出来ずに断念。

どう配置するのが良いのか悩み続けて、最終的に「3列窓を東へ移動する」「西の中央付近に噴水を浮かせる」「ストーンロフトを重ねることで疑似的に石の下を水が通っているように見せる」という結論を出しました。

配置替え後

その配置を思いついた瞬間、悩んでいたのがウソのようにサクサクとハウジングは進んであっという間に大まかな配置は完成しました。

ガーゴイルは南側に移動してお客様のお出迎えをしてもらうことにしました。

そして天井やアーチを作って…。(青空だと引きで撮った時にちょっと違和感あるなと思ったので星空に変更)
ストーンステップを使うことで小さい橋を作れたので、二つの池の間の違和感を無くすことができました。

天井作成
頭骨の間にはガーゴイルの代わりに光る剣を。

細かいライティングにもこだわりました。窓からの光を取り込みたい。でも夜の時間が暗すぎてもいけない…
ということで、緑が多めな剣のブース付近と、噴水とその下は緑や青色のランプを設置しています。
噴水の下は洞窟のようなイメージで…、その奥にも何か続いているように見せるためにあえてライト多めに設置しています。フィールドオブホープ・ラグとかもこっそり置いています。
ガーゴイル付近は白~昼白色くらいで、西側のベンチはオレンジ色になるように。
3列窓のブースは分かりにくいですがプリケットと壁掛け家具を組み合わせることで、プリケットの浮かせの違和感を多少軽減しています。
どこに立っても顔に影があまり入らないように…と考えていましたがなかなか難しかったです。

細かい飾りつけや調整、染色を終えて完成したスタジオがこちら。

完成。入り口付近から撮った様子。
橋の上で、逆側から撮った様子。

とっってもお気に入りのスタジオになりました。(作って公開しているスタジオは全部そうですが)
本当に全ブースお気に入りで、制作中、一日の作業の最後にSS撮っていたけど撮影する手が毎日止まらなかったです。笑
どの方向から撮ってもスタジオの雰囲気が伝わるような、そんなハウジングが出来ているといいな~と思います。

また廊下のお花を褒めてくださる方も多かったのですが、こちらはおりりさんのお花屋さんで購入したセットをそのまま飾り付けています。雰囲気にぴったりでした…ありがとうございました!

プレイリスト

企画タグを巡回しているときにBGMについて言及してくださっている方も見かけたので…。そこもこだわったので気づいてくださって嬉しかったです!

スタジオを作り始めたときから放置スタジオイベントをやりたい!と思っていました。後述しますが…"異様な静けさ"を感じてほしい、でもずっと静かだと違うなと思ったので、色々曲を試しつつ、順番を入れ替えつつプレイリストを組みました。

プレイリスト
1.  静穏の森(Piano Collections)
2. 鳥のさえずり
3. 虫の音
4. 彩られし山麓 ~高地ドラヴァニア:昼~(Piano Collections)
5. Tomorrow and Tomorrow (Scions & Sinners: Amanda Achen Vocals)
6. 遺サレタ場所/遮光

鳥・虫の音から静かな音楽が入り、歌が入り、また静かな音楽に戻っていく…というループを作ってみました。
個人的にはTomorrow and Tomorrowが好きな曲ということもあり、このスタジオで光がさしているときにその曲が流れると少し泣きそうになります。
BGMも楽しんでいただけていたら嬉しいです。

放置スタジオイベント

開催のきっかけ

私自身はほとんど放置スタジオイベントに参加したことがなく確か1,2回程度です。
参加したときは本当に楽しくて…。自分はフレンドも当時ほぼいなかったので他の方の個撮ばかりしていたけれど、色んな方のミラプリやキャラクリが見れてすごく面白かったです。
そして何よりも多くのプレイヤーが一同に集っているのに、動きも含めて"異様なまでの静けさ"を感じたところがすごくすごく面白かった。
人が確かにいるのに音がしない。そわそわとした緊張感と静寂がFF14で今まで味わったことのない感覚でした。

その静けさがこのスタジオにぴったりな気がする、そしてこのスタジオに合うミラプリをいっぱい見てみたい、色んなSSを撮りたい。そういう気持ちが大きくなっていきました。

Sハウスで狭いし、今までユザイベの主催はおろか参加もほとんどしたことがない。フレンドも別に多くはない。こんなんでもやっていいのかな…誰か来てくれるのかな…
とかなり不安には思っていましたが、「まあ他人様に迷惑かけるようなイベントでもないし、一旦やってみればいいか!」と自己解決して割と軽い気持ちで主催を決意しました。
(別に誰かにやってほしいと言われたわけでもないです笑)

あと放置スタジオというのは主催側の負担はそこまで大きくはないかなと思ったのも事実です。ギリギリひとりでも何とかなるかなって。
そしてスタジオの雰囲気上、人が多かったら色んなミラプリが見れて嬉しいし、人が少なかったら引きでいろんな絵が撮れるなあと思っていたのもハードルが低かった理由の一つでした。

リアルでは優柔不断気味で腰が重い人間なのに、ゲームの中でやりたいことには真っすぐ進むんだなあと… 
自分でも知らない行動力が自分にはあったみたい。

告知

そんなこんなで開催の告知をしたところ、多くのフォロワーさんがRPや「行きたい」と言ってくださって、「あ、これは誰か来てくれるかもな…」とようやく思えるようになりました。皆様拡散いただきありがとうございます!
参加してくださる方あってのイベントなので、やっぱり来てもらえないとイベントとして成り立たないのです。本当に本当にありがとう。

イベント中

PLLと思いっきりかぶっての開催開始でした。笑
私自身はFCメンバーと通話しながらPLLを見ていたのですが、ちょうど休憩時間が21:30くらいだったので、もうキリがいいから開けちゃえ~と開けました。

開催開始ですぐに飛んできてくれた最初のお客様はシリルさんでした。以前エモだけ交わしたことがあったのですが、初めてこの場でご挨拶できました。そして一番に来てもらえて本当に嬉しかったし、すごく緊張していたのでとてもほっとしたことを覚えています。
その後、続々とフレンドさんをはじめ、相互だけど挨拶できていなかった方、フォロワーさん、ただ企画に興味を持ってきてくださった方…。いろんな方が訪れてくれました。
全員載せたいけどすごい量になるので初日のツーショットだけ…。

初日の皆様
初日の皆様

開催期間中はひたすら、SS撮って、編集して、タグ付けてアップして…
それを繰り返しつつ、スタジオの様子を常に見ていました。
思ったよりも各ブースに人が分散していたのも面白かったです。(本当はどこか人気エリアみたいなのができるかな~と思っていました)
何度も位置を変えてSSを撮っている方やミラプリを組みなおしてきている方もいてありがたい限りでした。

また多くの方にSSを一緒に撮っていただけて嬉しかったです。
途中で鼻黒ちゃんからエレオスに変わって混乱させてしまいましたが。笑

持っててよかったリナシータ装備

エモートをくださったのに立て込んでて返せなかった方もいて、本当に申し訳ない限りです…。
また、イベント開催おつかれさま!と言ってプレゼントをいただくこともありました。本当に本当にありがとうございます…!!

またタグ巡回しているとスタジオだけ、もしくはミニオンとスタジオで撮ってくださっている方も多くいらっしゃいました。
今回はミニオンに制限をつけたため、ミニオンのみにしたときに蝶や小鳥が舞っている様子が撮れるのは放置スタジオイベントならではだったなと思います。

会期の最後のほうはバタバタすぎて全然SSが撮れていませんでした…。なので皆様のSSだよりになっています。
私のキャラもいっぱい撮ってくださってありがとう!

感想

この記事は閉鎖したスタジオの中で書いています。
私はイベント中はなるべく入口に近めの場所で待機していたので、誰がか来るときは階段を下りる足音が聞こえていました。
今でも待っていたら誰か来るんじゃないか、と足音が聞こえるような気がしてしまっています。
そのくらい日中も深夜も常に誰かが来てくださって、結果的に多くの方にご参加いただくことができました。
また、皆様がルールとマナーを守ってくださったので、会期中は大きな問題もなく、約2日間のイベントを終えることが出来ました。
改めて本当にご参加ありがとうございました。

私としては本当に本当に楽しい2日間でした。皆様にとってはいかがだったでしょうか。
自分が好きで作り上げたものを目の前で楽しんでもらえるというのは、こんなにも嬉しいことなんだなと。また自分が想像した以上にドレスコードを雰囲気に合わせてくださっていて、目の前に広がる光景が予想以上のものでSSを撮影しているときには嬉しすぎて涙が出そうでした。
最後のお知らせ用のマクロを書いているときも、ああこれで夢のような時間は本当に終わってしまうんだなと思って寂しかったです。
主催の私がそう思うのだから、このイベントは大成功だったなと思っています。

本当に楽しかった。それとは別に、個人的にはこの会期中の緊張感を誰とも分かち合えなかったのがソロ主催の辛いところでした。この二日間、とにかくずっと何も問題が起きませんようにと祈っていました。誰か困っていそうな人はいないかな、マナー守ってもらえているかな、タグで何か言っている人はいないかな、tell対応、SS撮って編集して…と緊張して忙しくしているのは想像以上にハードでした。
そして私の性格上、それを誰かに共有したいのにする相手がいないのがかなり心細かったです。
また人見知りというか気にしいなので、tellだと「ああ今のこういえばよかった!気を悪くされていないといいな…」という状況のオンパレードなので、そこもなかなか辛いポイントでした。コミュニケーションうまくなりたい。笑

なので、もちろんどんな方が来てくれても嬉しかったのですが、オレンジ色の名前がずっと同じ空間にあることがどれだけ支えになったかわかりません。何かあってもフレンドさんが助けてくれるというわけではないと思うけど、それでもやっぱりちょっとだけ見知った仲の方がいるのは本当に安心しました。

長時間居座ってごめんね~!とフレンドさんたちは言っていたのですが、もう全然ずっといてください…って気持ちでした。
結果的に私がいる時間は常にフレンドの誰かがいてくれて、本当に本当にありがたかったです。
この企画まではあまり話したことなかったのに、連日来てくださって毎日SS撮ったり、長時間同じ空間にいたというフレンドさんたちに対しては、私は(一方的に)もうマブダチでしょくらいの心の距離感になりました。笑 

色々書きましたが最後に。
この2日間が皆様のなかで少しでも楽しい想い出になっていれば嬉しいです。

スタジオ自体は撮影スタジオとして短期間開けておきます。人が多くて取れなかった画角や武器を構えてのSSなど、撮れなかったものを撮りに来るのもよし。スタジオ自体を見に来るのもよし。
どうぞ最後まで楽しんでいってください。

沢山来てくださってありがとう!


この記事は約7000文字です。書きすぎだ~~!


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