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【読書感想】ファラオの密室【ネタバレなし】

総括

「ファラオの密室」読了!
面白かった。古代エジプトを舞台にファンタジーを用いながらもシッカリ謎も描かれる。そして、キャラクターが個性的で素晴らしい物語に読み終わった今、凄く心地良い読後感に包まれてる。
素敵な作品でした。

あらすじ等

今作は、白川尚史が書いた小説。
古代エジプトで、冥界の審判をあることで受けることが出来ず現世に3日だけもどり自身の死の真相をつきとめる。
そんな感じ。

感想

去年かって積んでたので読みました!一気に読んじゃった!
まず、何と言っても今作は読みやすい。
設定がファンタジー寄りなので、最初の説明をきっちりやったあとは中盤から後半にかけては非常にスムーズに展開する。
世界観は独特ながら登場人物の数がそんなに多くなく、そしてキャラクターの個性が立ってるのも非常に読みやすい要因だったね。
また、大謎も用意しながらも細かいところで、謎がちりばめられ、小さなところから解きほぐして最終的に大きく花開くのも非常に巧みだったね。
この作品がすごく好きだなと思うのは人の情というものがしっかり描かれていて性善説はどこかにあるんじゃないかという希望を託しているような思想のようなものが常にまとっているのが個人的にはすごい好みだった。
そして、最後は謎よりも、主人公の感情にすごく揺さぶられるとは・・・読み始めたときには想像すらしなかった。

そんなわけで、物語として面白いし、ミステリとしても面白い。
話の構成も素晴らしく凄く良く出来たエンタメ小説でした。
なんかちょとサクッと読みたいなって人にはおすすめです。


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