愛するあなたへ
ついに結婚しましたね。まあ私が先に結婚しましたし、今さらラブレターを送ったところでどうなるものでなし。いやそもそも、極東の果てにいる私のことをあなたが知る由もなく、相手にすることもなかったのでしょうが。
それでもあなたといっしょになることをつい夢想しました。あなたの噂の方から、私の耳に飛び込んでくるのですから。ニコールとのはしゃぎっぷりといったらそりゃあたまらなかった。幼稚園で保母さん体験をしたときの「今日はうんち禁止ね。うんち禁止!」は名言でした。牛乳屋さんでミルクの瓶詰めをチョーいい加減にやっていたのにも悶えました。
逮捕されたときのことも思い出します。あの事件は、あなたの魅力をより引き出すものとなりました。あなたは勾留を無事やり遂げ、「強くなった」と言い切った。その姿が誇らしかったです(その後少しごたごたしていたのは不幸でしたね)。その後パーティーで飲酒運転をしようとした友人の車のキーを隠したのもあなたです。違反して捕まったことから教訓を得たあなたが素敵です。
あなたを笑う人はいた。でも、あなたの生き方は常に華々しく、眩しく輝いていました。あなたは世界を彩っていました。
ヒルトンが月に建てるというホテルへ、あなたとハネムーンに行きたかったです。あ、もちろんあなたのお金でね。
結婚おめでとうございます。お幸せに、さようなら。
パリス・ヒルトン様
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