2023年3月04日の近況報告 富野監督が若い才能に「嫉妬」する理由が分かった気がする
【告知】
本日19:00に新作短編投稿しました。
タイトルは「最後の最後まで子供をアニメやマンガやゲームから守り抜いた親」と題し、子供の娯楽を理解できない親世代に贈るバッドエンドと皮肉を込めたお話です。
以下のサイトから閲覧可能です。
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16817330653958110075
【以下本文】
あのガンダムを生み出した富野監督ですが、若い世代に食いつくために「嫉妬心」を全開にしているのは「知ってる人は知っている」お話です。
誰もがその偉業を認める名監督なのに、何でわざわざ嫉妬しなくてはいけないのか? 「おこがましい」かもしれませんが、その一端が分かった気がするのでお伝えします。
富野監督の事例はファンからしたら「ハイハイいつもの富野節ね」で済ませるでしょうが「例の富野節」と流すには惜しいお話です。
俺がソシャゲの事を肯定する場合、もうガッチガチに理論武装して「『どれだけ頑張っても、何をどうしても絶対に、強制的にYESと言わざるを得ない』ところまで追い込まないと」出来ないんですよ。
「ソシャゲが楽しい」だなんて「宇宙人の会話」みたいにもう何もかもが分からなくて脳味噌がボカーン! と爆発するような事になります。
それほどまでに理解不能なソシャゲを理解するには「翻訳機」を脳味噌に繋げないと分からないんです。
その翻訳機こそが「俺がソシャゲに対するガチガチの理論武装」であり、おそらく富野監督に当たるのが「若い才能に対する嫉妬心」なんだと思います。
自分には理解できない若者のコンテンツを、俺は「ガチガチの理論武装」という翻訳機を使って向き合い、富野監督は「嫉妬心」という翻訳機を使って翻訳して食いついているんだと思います。
どちらも赤の他人から見たら「何でそんなめんどくさい事をするんだかさっぱり分からない」のでしょうが、そうしないと分からないんです。
年取ってくると「若者のコンテンツ」は「宇宙人の娯楽」なみにトチ狂っていて「地球人には何一つ分からない」レベルに理解不能になるんですよ。
昔「小説なんて軟弱な物なんて読まずに漢文や古文を読め」と言って大人たちが目くじら立てたり、時代が下がると悪書追放運動って言ってマンガを子供たちの目の前で焼却処分したり、
令和の現代でもYouTubeにどっぷりハマってる我が子に「ゲーム実況動画ばかり見てないで自力でゲームしなさい」と親が説教するのは、
「若者のコンテンツを理解できない大人」である証かと思います。良い悪いの話じゃなくて「普通の人は」そういう風になってしまうものだというお話です。
年寄りは自分の若い頃のコンテンツに引きこもってしまうもので、富野監督はそれを「嫉妬心」という翻訳機を通してだけど若い世代に食らいつけるだけでも並みのクリエイターではないはずです。
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