2023年8月26日の近況報告 書籍化作家に「中古で買いました」「図書館で借りて読みました」と言うのは辞めた方が良いという話
https://twitter.com/kazakura_22/status/1693815507982664104
このツイート(今では「ポスト」か)がきっかけで話題になったのだが、書籍化はまだしてないけど言いたいことはとてもよく分かる。
まず大前提として地球上に暮らしている人間は全員生きるのにカネがいるんですよ。カネが無くなったら電気ガス水道が使えなくなるし、家に住むことも出来なくなってホームレスになるんですよ。
地球上には「霞(かすみ)を食って生きている人」なんているわけがない。誰もが働かなければ食っていくことが出来ないんだ。
それに作品を生み出すのもタダで出来るわけじゃあない。映画やマンガ、アニメを見て、ゲームをやって、もちろん小説も読む。
加えて作品以外にも小説の書き方を学ぶ本を読んだり、セミナーやオンラインサロンにだって行くこともある。それも全部カネがかかるんだ。
それを全部込みで書籍化作家さんは本を出しているんだ。そこを忘れちゃいけない。
だから「作者にとって売り上げにつながる買い方」をしないのなら黙っているべきだと思うし
「作家にとっては自分の話を読んでくれるだけでもありがたいんじゃないの?」っていう謎の上から目線な意見は作家を萎(な)えさせるだけだ。
個人的には新刊も電子書籍も無い古い作品なら中古で買いましたと言っても良いかなとは思う。新刊や電子書籍で手に入るならそちらの方にしとけ。
「それでもタダで読みたい」「お金を払ってでも読みたいものじゃない」っていうのならお金を「応援チケット」と変えたらどうか。
「この本に払った代金が巡り巡って作家の元にまで行く」となれば少しはカネを払いたくならないだろうか?
特に今ではSNSで作家知って好きだから買う。っていう流れも出てきてるからそういう意味でも「応援チケット」という発想は重要。
実際には少し違って初版刷った時点で作者にカネは行っていて、そこから重版するたびに追加で印税が入る形になってるのよ。
で、新刊を買って出版社側が「足りないな」と思ったら新たに重版がかかって……っていうサイクルになる。
なのでなるべく新刊の本や電子書籍を買いましょう。
・追記
本編では特に言わなかったけど、まさか君は「作家の筆を折って挫折させるのが最高に楽しいからわざとそう言って作家を萎えさせるのが大好きなフレンズ」じゃないだろうね?
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