【詩】 焦燥
どうしたらいい
生活は 数えきれないほど細分化されている
どうしたらいい
こんなことをしていたら 頭に浮かぶ幾億千もの
泡つぶのような言葉を 拾い上げて 選んで 残して
並べて 磨き上げて 保存するという
大切な作業に集中することができない
いったい何のためにこんなことを繰り返しているのだろう
もう どれだけ長いあいだ 自分でいられない時を過ごしているのだろう
どうしてこんなことを いつまで 許しているのだろう
外では 春の草花木が ぐんぐん芽吹いているというのに
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