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㉑おみやげ(マドレーヌ)を配るまでが遠足です

パニエ地区を堪能したあと、すぐにモノプリ(スーパーマーケット)へ。職場のばら撒き土産のマドレーヌを買わなければならない。

今回のお土産は最初からマドレーヌと決めていた。マドレーヌとはマグダラのマリアの意(諸説あり)。この旅のエッセンスを少しでも多くの人におすそ分けするには絶好のお菓子なのだ。

事前の情報収集ではボンヌママンのマドレーヌが良さそう。中でも半分チョココーティングされているやつが日本では珍しいし、ゴージャス感あるし喜ばれそう。
もっと見た目が上品なメゾンコリブリってメーカーのマドレーヌも気になるんだけど、ちょっとお高い。だいたい4、50個のばら撒き土産にマドレーヌってだけで太っ腹なんだから、ボンヌママンでよかろう。

はたしてマルセイユのメイン通りのモノプリには、独立したマドレーヌのコーナーがあって、ありとあらゆるメーカーと味のマドレーヌが売っていた。
中でも事前調査していなかったモノプリブランドのマドレーヌがかなりお買い得。
ということで、モノプリブランドのマドレーヌ(チョコチップ入り)でカサ増しすることにした。自分の味見用に買いたかったメゾンコリブリのはやっぱ高いと思って買わなかったという倹約ぶり。

マドレーヌたち(個包装)

マドレーヌの他に南仏名物の伝統菓子、カリソンの個包装の小さいやつも買った。このお菓子、結構高級でばら撒き土産にはtoo much。
原材料を見るとマジパン的なので、マジパン好きで、チロルチョコのモーツァルトのが出た時は大人買いして一気喰いした私は多分好み。
でも好き嫌いが分かれそう。日本にマジパンが浸透しない理由はそこにありそうなので、会社のデスクの自分の周りの人にだけ配ってみるつもり。

ミニカリソン(個包装)

買い物を終えて店を出る時はもう閉店時間で、外は真っ暗だった。

ホテルに戻ってお味見。
モノプリブランドのチョコチップのやつ。うん、美味しい。見た通りの知ってる味。
ボンヌママンのチョコがけ。えっ?美味しい!ボンヌママンってこんなに美味しいの?しっとりしてて風味も最高。こんなマドレーヌ食べたことない。これもっと買えばよかった。
ボンヌママンがこんなに美味しいならメゾンコリブリも試したかった。数百円をケチったことが悔やまれる。

翌日午前中の便で帰国なので、空港までの行き方を確認。
地下鉄で行こうかと思うんだけど、Googleを見るとバスがあるっぽい。レセプションのおじさんに「駅までバスあるよね?」と聞くと少し考えて「いんや、バスはね。メトロじゃ」という。
翌朝レセプションのおじさんが別の人に代わっていたので、スマホの画面を見せて「これ、バスだよね?」と聞くも、少し考えて「…メトロ!」という。
えー、そうなのぉ?と思い外に出てメトロに行くと、エスカレーターが動いてなくて辛いと思っていたら、Googleがそのすぐ後ろがバス停だという。見てみたら「サン・シャルル駅行き」え、あるじゃん。と思ってしばらく待ったらバスが来て、最後にサン=ジャン要塞の横を通って駅まで連れて行ってくれた。
空港行きのバスは同じバスターミナルから出るので乗り換えもラク。

教訓。地元でバスに乗らない人はバスの存在を知らない。

空港で朝食

フランス、とってもいい旅だった。
フランス人もみんな親切で感じが良かった。
新たな発見がいっぱいあったから、学会で発表しよう。ウソだけど。
全部自分の中の真実ということで充分なのだ。
次の旅はエジプトなのかな?
めんどくさいな。
行かない気がする…

これ見よがしのフランス帰り

翌日会社でお土産を配った。
何人もの人がわざわざ美味しかったと報告に来てくれて嬉しかった。特にボンヌママン配った人は「すっごく美味しかった!」と感激してた。モノプリブランドの人ごめん。
カリソンは…
「変わってるね…」という感想でしたw

私はといえば帰国後1週間は気絶するかと思うほどの眠気の中で生きていた。そしてトイレがやたらと近かった。
ヴァージョンアップしたに違いないw

これにて『イニシエーション・ジャーニーⅠ フランス マグダラのマリア編』はおしまい。
気が向いたら『イニシエーション・ジャーニーⅡ エジプト 女神イシス編』に続く…かも?!

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