心療内科で処方された薬が合わず、日常生活で意識が朦朧
人前で話すときのあの恐怖、
心臓が飛び出しそうな緊張感。
社交不安障害や
あがり症に悩む人にとって、
毎日は戦いです。
私もその一人でした。
少しでも楽になりたい、
そんな一心で心療内科の門を叩いたのは、
もう4年以上も前のことです。
そこで処方された薬、
最初は
「これでやっと楽になれる!」
と希望に満ち溢れていました。
でも、現実は
そう甘くなかったのです。
薬を飲み始めて数日後、
私は日常生活に
支障をきたすほどの強烈な眠気と、
頭がボーッとする感覚に
襲われるようになりました。
仕事中も、
まるで霧の中にいるような、
意識が朦朧とした状態。
大切な会議で
何を話したのかさえ、
後から思い出せない始末。
取引先への電話では、
言葉がうまく出てこず、
しどろもどろに。
「あれ、自分、ちゃんと仕事できてる…?」
と不安でいっぱいになりました。
さらに、
立っていることさえ
辛く感じることもあり、
満員電車での通勤は
まさに地獄。
駅のホームで
しゃがみ込んでしまったこともありました。
「このままじゃダメだ。」
そう感じた私は、
すぐに医師に相談し、
薬の変更や量の調整を試みました。
今思い返せば、
あの時は本当に辛かった。
薬が合わないことへの焦り、
社会人として失格なのではないか
という自己嫌悪。
まるで暗闇の中を、
手探りで歩いているような感覚でした。
でも、
薬が合わないことは、
決して珍しいことではありません。
私たち一人ひとりの体質が
違うように、
薬との相性も人それぞれ。
大切なのは、
自分に合った治療法を
見つけるために、
諦めずに
試行錯誤を続けること。
私は今、
少しずつですが、
自分に合った薬と量を見つけ、
以前よりも
前向きに毎日を過ごせています。
焦らず、ゆっくり、一歩ずつ。
一緒に乗り越えていきましょう!
必ず光は見えてきますから。