第25話:腕と手に毛が生える
僕の人生において、腕と手に毛が生えるというのはまったく予想外の出来事だった。これまで腕や手の毛はほとんど目立たず、むしろ生えていないと言っていいほどだったのに、フィナステリドとミノキシジルを飲み始めてから、状況が一変した。
徐々に濃くなる毛
治療を始めて1ヵ月ほど経った頃、ふと気づいた。腕にうっすらと産毛のような毛が生えてきているのだ。最初は「気のせいかな」と思っていたが、鏡でよく見てみると確かに少し濃くなっている。
その後、2ヵ月が経過するころには、腕と手の毛がしっかりと成長していた。今までツルツルだった手の甲や指にまで毛が生えているのを見ると、さすがに驚かずにはいられない。
我慢できるけど…
もちろん、この毛が頭皮に生えてほしいのは言うまでもない。けれど、頭頂部の髪を取り戻すための治療だと考えれば、腕や手の毛くらいは我慢できる――今はそう思うようにしている。
しかし、それでも少し気になるのは事実だ。このまま治療を続けることで、腕や手だけでなく、他の箇所の体毛も濃くなるのではないかという不安が頭をよぎる。
「これ以上体毛が濃くなるのはちょっと嫌だな…」
対処の選択肢
幸い、腕や手の毛なら最悪脱毛をすれば対処できる。レーザー脱毛のクリニックに通うことも検討する必要が出てくるかもしれない。それも今はまだ先の話だが、頭皮の治療と体毛の濃さのバランスをどう取るか――それが今後の課題になりそうだ。
頭皮の毛を取り戻すための治療が、思わぬ方向で新しい悩みを生む。とはいえ、まだ治療の初期段階だ。これからどうなるか分からないが、まずは目の前の課題に向き合っていこうと思う。
■つづく → 第26話:初期脱毛のその後
■はじめから → 第1話「頭頂部の危機、気づきの瞬間」
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