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第9話「リアップ効果の兆しと、思わぬトラブルの予感」

【リアルタイム治療中】カセキ＠AGA薄毛治療リアリティー（フィナステリド＋ミノキシジル）

リアップを使い始めてから、いつの間にか数ヶ月が経過していた。毎朝と夜、薄くなった頭頂部にそっとリアップを塗り込み続けた結果、ふと鏡を見たときに微かだが変化を感じるようになっていた。

「これは…少し増えたか？」

リアップを始めて３ヵ月後

最初は気のせいかと思ったが、鏡越しに見ると、以前よりも髪の毛が立ち上がり、少しだけ密度が増しているように見える。指先で触れても、確かに根元がしっかりと生えている感触があった。

「本当に効果が出てきたんだろうか？」と半信半疑だったが、これは明らかに進展だ。やり始めたときの不安や疑念が少しずつ解消され、「これはもしかしたらいけるかもしれない」という希望が胸に灯る。

ただ、使い続けているうちに、少し気になることも出てきた。毎日のケアが習慣になりつつある中で、リアップを塗った部分の頭皮が少し赤くなっているのに気づいたのだ。かゆみや痛みはないが、なんとなく敏感になっているような感じがする。

しかし、抜け毛が減ってきているのも事実だし、髪が生え始めているように見える以上、ここでやめるわけにはいかない。

「もう少し様子を見ながら、このまま続けていこう」

鏡の中で、以前よりも髪が増えた自分の姿を見つめると、次第に確信が強くなってくる。これまで色々と試してきた中で、リアップが唯一、目に見える効果を与えてくれた気がする。

抜け毛で怯える日々から抜け出せるかもしれないという思いに、少しずつ心が軽くなっていくのを感じていた。

しかし、安心したのも束の間だった。その夜、眠りにつこうとしたとき、頭皮がじんわりと熱を帯びているような違和感に襲われた。かゆみも少し感じるようになり、無意識に頭を掻いてしまっている自分に気づいた。

「もしかして、これが副作用…？」頭皮が赤くなる程度なら大丈夫かと思っていたが、ここで急に違和感が強まったのは何かのサインなのかもしれない。

「このまま続けるべきか、それとも一旦中断すべきか？」

髪が生え始めている実感がある一方で、思わぬトラブルが発生し、僕の心はまた新たな不安に包まれた。そして、この予期せぬ展開が、さらに大きな出来事へとつながっていくことになるのだった。

つづく。

※僕の髪の毛の最新状態はXで公開中です。

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