第21話:薬(フィナステリド・ミノキシジル)が届く
オンライン診察の翌日、待ちに待った薬が自宅に届いた。予想以上のスピード感に少し驚きつつも、「これで本当に治療が始まるんだ」と実感が湧いてきた。
僕が選んだのは「発毛プラン」の12ヶ月ごとの長期プラン。この選択には理由があった。
発毛プラン、12ヶ月の決断
まず、価格だ。リアップを毎月購入し続けるよりも、発毛プランの方がコストパフォーマンスが圧倒的に良い。長期プランにすると1ヶ月あたりの単価が下がるため、長く続けるつもりなら最初からこのプランを選ぶのが賢明だと判断した。
「どうせやるなら本気で取り組むべきだ」そう自分に言い聞かせながら、この12ヶ月プランを選んだことで、気持ちの上でも覚悟が決まった。
届いた薬の印象
薬は綺麗な箱に小分けにされて届いた。無駄のないパッケージで、きちんとした印象を受けた。中身を確認すると、飲み方や注意点が書かれた説明書も同封されていた。「これなら続けられそうだ」と少し安心する。
飲むタイミングは毎日決まった時間が良いとのことだったので、夕食後に飲むことにした。食後なら飲み忘れることも少ないし、日課として習慣化しやすいと思ったからだ。
リアップを止める決断
薬を手にしたことで、僕はもう一つ大きな決断を下した。それは、リアップを完全に止めることだ。
リアップは、中断すると抜け毛が増えるリスクがあると言われている。これまでもその影響を実感してきたからこそ、止めるタイミングは慎重に考える必要があると思っていた。
ただ、今回の治療に専念するなら、最初からリアップを止めておく方が合理的だと判断した。
もし薬を飲み始めてから数ヶ月後にリアップを中止すると、その時点で抜け毛が増えたかどうかの原因が分からなくなる。
「内服薬だけの効果を確認したいなら、最初からリアップを止めた状態でスタートするべきだ」そう考えた僕は、このタイミングでリアップを使うのを完全にやめることにした。
薄毛治療、新たなスタート
夕食を終えた後、最初の1錠を水で飲み込んだ。その瞬間、これまでの不安や焦りが少し軽くなった気がした。「これで何か変わるかもしれない」そんな希望が胸の奥にじんわりと広がる。
もちろん、この先どうなるかは分からない。薬の効果がいつ現れるのか、そもそも実感できるのかも未知数だ。それでも、何もせずに髪を失っていくのを見ているよりは、ずっとマシだと思えた。
「ここからが本当のスタートだ」
新しい治療法への期待を胸に、僕は鏡に映る自分の頭頂部をもう一度見つめ直した。
■つづく → 第22話:初期脱毛で抜け毛が増える
■はじめから → 第1話「頭頂部の危機、気づきの瞬間」
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