徒歩10分で音楽フェス
BAYCREWSというアパレルブランドが、9月にお目見えしたばかりのグラングリーン大阪で10月26・27日にフェスを開催。
Xでこんな投稿を見つけた。
グラングリーン大阪@梅田は、我が家から徒歩10分のところにある。そんな近場でフェスなんて!
BAYCREWSのアプリをダウンロードさえすれば誰でも入れるらしい。
ファッションショーや洋服の販売、特別コラボメニューの屋台も出るらしいが、なんと言っても目玉は豪華なライブ。
このアーティストを無料で観られるなんて、さすがBAYCREWS。資本の強さを感じた。
I Don’t Like Mondaysを観たかったのだけど仕事の都合で断念し、土曜は夜から様子見で行ってみた。
昼間は混雑していたらしいけど、夜ともなるとあまり人はいなかった。
私たちが着いた時間からはDJのパフォーマンスだった。
梅田という超都市におけるオープンな空間だとあまり重低音を響かせるわけにもいかないのか、音量も小さめ。体に響いてくる振動もあまりなくて、気持ちが全然入っていかない。お客さんも前の方にいる人たちは踊ったりしていたけど、後ろの方の芝生にいる私たちはぼーっと眺めるだけ。
最終的には、よっぴと「音楽流してるだけやんな」「元の曲知ってたらDJの上手さわかるんかもしれんけど、元々知らん曲ばっかりやし」とブツブツ言いながらそそくさと帰路に着いた。
そして2日目。
私はORIGINAL LOVEが、よっぴはスガシカオが観たいので、芸能人並みのスケジュールを組んだ。
この日の私のタイムスケジュール
10:00~12:30 ネイル
12:30~13:00 一時帰宅。ミスドをよっぴと食べる
13:00~14:30 美容院
14:30~15:30 晩ごはん、明日のお弁当の仕込み
15:30~16:00 フェス会場に移動
16:00 ORIGINAL LOVE
18:00 スガシカオ
ネイルと美容院が3週間という同じタームかつ、同じ日にすることが続いていたため、無理やり1日にねじ込んだ。
ORIGINAL LOVEは以前、J-WAVE主催の「ギタージャンボリー」で観た田島貴男さんのパフォーマンスがかっこよすぎて、絶対また観たいと思っていた。
ギタージャンボリーのときは、田島さんが全身に楽器を身につけて、ギターをかき鳴らしながら全身でパーカッションの演奏もして、思いきりシャウトしていた。今回はバンド編成なので、またちょっと違うパフォーマンスが観られると思って。
案の定、めちゃくちゃかっこよかった。めちゃくちゃパワフル。バンドメンバー全員の演奏技術が高すぎる。
ただこのときは、ステージから離れた芝生エリアで観ていたせいか、ボーカルの音量も小さくてもったいないことしたな…と今になって後悔。
翌日、洗面所で鉢合わせたよっぴが、しみじみと「ORIGINAL LOVEかっこよかったなぁ」と言っていたので、よほどだと思う。
次のスガシカオまでちょっと時間があったのだけど、会場には人がどんどん増えていて、場外に出てしまうと戻れなくなる恐れもあるため、お酒を飲み、ロブスターサンドとかハンバーガーを食べながらひたすら待った。
ロブスターサンド1600円とかハンバーガー1500円とか、これぞフェスっていう値段設定すら懐かしい。
よっぴはライブハウスでのバイト経験があるので、一番音がバランスよく聴こえる場所をわかっている。
スガシカオはちゃんと良い音で、近くで観たいとのことで、立ち見エリアへ行った。
こちらはスガさんとストリングスという編成。
のっけから「夜空ノムコウ」を演奏してくれて盛り上がった。さすがフェスわかってますね。
「さっきのORIGINAL LOVEが濃厚こってりとんこつみたいな演奏だったので、僕は癒しをテーマにします」と言ってた。
一番盛り上がったのは、やっぱり「Progress」。昔はそうでもなかったけど、中間管理職になったいま、めちゃくちゃ沁みる。しかも日曜に聴くのはなおさら沁みる。
最後はお母さんに向けて作った歌を聞いて涙を流して終わり。
よっぴと余韻に浸りながら帰る。
開口一番「完成され過ぎてるわ」としみじみ言う。
「歌いながらこんなことしてた」とか「ベースはこういう音を出してた」とか、私では気づかないようなことを後から教えてくれたりするのでとても楽しい。
「あのとき○○だったよね?」と聞いて正解していたときも、何か認められたような気がして嬉しい。私はもっぱら「スガシカオって本名なんやで」とかそういう話題が多いけど。
こんな街中で音楽フェスを無料で開催してくれたBAYCREWSには本当に感謝!!
よっぴは腰が重いし、相当なアーティストじゃないとライブには行かないと言っていたから、こんな機会でもなかったら行けなかったと思う。
株主になろうかと思ったけどそんな財力はないので、今後何かお買物しよっと。