見出し画像

小さな庭

今日は起きて、本を読んで、弾き語りのレコーディングをした。わたしは趣味で個人の音楽レーベルを立ち上げているのだけれど(すごいことのように聞こえるかも知れないけれど、立ち上げるだけなら誰でもできる)それの本格始動に向けて休日はアーティストさん達とレコーディングをしたり、色々とイラストなどを発注したり、準備を進めている最中だったりする。

大袈裟な物言いではあるけれど、これはとても楽しい。逆説的な感じになってしまうけれど、きっちりとやりたくない、億劫に思うことがあるのがいい。お金の計算や、個人webサイトを立ち上げるための勉強とか。そういうものを含めて、これは他のみんなには出来るかわからないけれど、わたしなら出来そうっていう確かさがほのかにでもあって、楽しい。決してデッカくて豪華絢爛なものではないけれど、例えばご近所で「丁寧だね」って思われるくらいの小さな庭のようなものを、できるだけ丹念に、色々と細々したことを考えながら作っていきたいな、と思っている。なんだかわたしの場合それがレーベルという形だけれど、誰にとっても、そういう「小さな庭」ってあるんじゃないか、と、そんな気がしたりもして、わたしたちはその場所でしっかりとした理想を持ったり、小さな事にも妥協できなかったりして、予想外の出費や他の人からは考えつかない手間をかけながらも、自分が好きでいれる場所にしようと、丹念に毎日を積み重ねていく。そういうものが一つあると、とっても毎日なんだか、健やかな波の上を進んでいるような気がわたしはするんですけれどどうでしょう。

「あのこは何を見つめてるの 空っぽの星のまんなかを

祈るように線を描くように 悲しい夢を見ているのさ」

少し前から何回も聴いているアルバム。これはしつこく聴くだろーなぁ、って茫漠と思うくらい素敵。夜明け前は英語でPredawnって言うんだって。美しい曲だと思って、この人をみつけて、初めて知った。わたしが一番ワクワクする時間を、これでホームステイ先で気取って伝えられるってものだ。
無論、ホームステイなんて予定はないけどもさ。

いいなと思ったら応援しよう!