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花びらの雨が止まないんだ

今日は「このままじゃやばい」といわれたまま帰ったので気分がわるい。毎日がキャパシティをとうにこえてしまって、感情的なものが色あせているような気がする。休みをよろこべなかったり、バラエティを笑えなくなったり、焦りと忙しなさで人間的なものがそげ落ちていく。当たり前のように「だるい」と思ったり、「やりたくない」と思ったり、そんな気持ちが沸かなくなっていて、何だか、むなしい。

図書館に資料を返さないといけなくって、吉祥寺のサンロードを抜けていく間だけ、その間だけ明るさに気持ちが紛れて、うそみたいに陽気になった。

聴いていた歌はなんだか、音楽のためのことばが紡がれていて、それがとても心地よくって、体全体で不規則なブレイクをかんじながらあるく。

「僕はぐらつくんだ 煌々充満した 花びらの雨が止まないんだ Crazy Baby」

歯止めのない忙しなさに求められる、「何をやるか」というゆるやかな問いかけとは全く違った「これができるのできないの?」という詰問。そもそもの部分を度外視して行われる、視野のせまい「自分の役割に腐心する」という上品とは言えないようなエモーショナルに言葉のなぐさめも人間的な優しさも徐々に輪郭をなくして、あとに残っているのはどこまで自分が行けるのか、という生きる上で必要かもわからない駆け引きに向けた好奇心、というかやりがいだけになって。

今日寝たらたぶん明日には、全く別の、少しくらいわたしらしい言葉が出てきていて欲しいな。


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