人生で初めてのアルバイトの話
こんにちは、まるです。
今日は私がこれまでにしてきたアルバイトの話をさせてください。
というのも、私は高校1年生の春からアルバイトを始め、大学を卒業するまでに8つのバイトを経験してきました。すぐに辞めてしまったものもありますが、長いもので3〜4年、続けたものもあります。
まず、今の私を作り上げてくれたといっても過言ではない、ファミレスのウェイトレスのアルバイト。その話をしようと思います。
物心ついた時から、私はそのファミレスが大好きでよく家族と訪れていました。「将来の夢は?」と聞かれた時、『ここのウェイトレスさん!』と答えるくらいには好きでした。
高校に入学して、すぐにバイトを始める予定ではありませんでしたが、仲良くなった友達がとても行動力に溢れた子で、私もその子に影響され面接を受けることになりました。
人生で初めての面接。緊張しましたがなぜか受かるという自信があり、結果採用して頂けました。
ところが入ってみると、シフトは最長でも2時間しか入れてもらえず、メニューを持ち帰って長くて難しい名称を全て覚えてくるという宿題が出たり、二重人格のような怖いシェフがいたりと想像していた以上に辛い毎日でした。
しかし、私も負けず嫌いなところがあったので授業中にメニューを見て覚えたり、バイト前に近くのカフェで勉強したりして、何とか役に立ちたいと努力をしていました。今思えば、そんなに頑張る必要はなかったような気もしますが。
そのおかげで(?)、3ヶ月後にはロングのシフトも入れてもらえるようになり、怖かった店長やシェフとも徐々に仲良くなることができました。その時、私はもちろん下っ端で関わるのは年上の人だけだったので、この時の経験が今も役立っていると感じています。
店長が変わる度に店の雰囲気がガラッと変わって、その度にバイトを辞めようと思いましたが、また一から新しいことを始めるのが嫌でなんとなく続けていました。
気付けば私もお局になった高校卒業時、家庭の事情で引っ越すこともあり(これはまた別の機会に)、バイトを辞めるか迷っていました。しかし、慣れ親しんだバイト先にはもうわからないこともないくらいで、楽で、好きでした。
そんな頃、私に人生で初めての彼氏ができることになります。急にどうした?と思わないでください。とても自然な流れです。そして、私のこのファミレス人生の中ではとても重要なことなので書かせてください。
相手は同じファミレスで働いていた、3つ上の人でした。歴としては私の方が長く、仕事もたくさん教えてあげていました。出会ってから1年半ほど経ってから初めてデートに誘われ、そのまま付き合うことになりました。
ところが、付き合って3ヶ月も経たない間に別れを告げられます。長くなるので理由は割愛してまたいつか書きたいと思いますが、とにかく私としては彼に対して嫌な気持ちを抱いて別れることになりました。
別れた後は今まで通り過ごす予定でしたが、彼の対応は決してそうではなく、バイトが被ると気まずい空気になりました。
引越しをして通いづらくなったこと、ある程度バイトを続けて新しい仕事に興味を持ち始めたことなどを理由に、3年間続けたウェイトレスを辞める決心をしました。それまでにお世話になった周りの人は引き止めてくれて、全てを知って一緒に涙を流してくれた人もいました。
それでも、私はその場所を去ることにしました。確かにここは慣れていて、過ごしやすい。また違う場所で居場所を作るのはとても大変なことだと思う。でも新しいことを始めるならきっと今しかない、そう思ったから。
私は、後悔することもわかっていました。後悔してもいいから、今いたくない場所にはいない方が良いと決断できた私は、本当に偉かったなと思います。なんて。
大学一年の、夏休み直前。大切な居場所を失ったけれど、この選択が、私のそれからの人生を大きく左右することになりました。